六
「ところで総司さん、甘味処行くってったっておすすめの甘味処とかあるんですか?」
「ありますよ〜、そこ、行きます?」
「はい!……あ、烝さんも、良いですよねっ!?」
勝手に決めちゃあれだよね……
「俺も全然ええで。
沖田はんは色んなところ行ってはるからなぁ、そんなかでもおすすめっちゅーとこは結構美味いんやろうなぁ。」
「ええ、とっても美味しいですよ?」
「じゃあ、そこに行きましょう!」
「うんっ!」
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「おお、ここですか。」
総司さんの案内で私たちは今三条河原らへんの甘味処に来ていた。
結構繁盛しているようだ。
「お客さん結構多いですね。楽しみです。」
「入りましょう。」
「ええ。」
カラン……
「いらっしゃい、好きなとこ座っといてや〜
あとでご注文お伺いさせてもろいます〜」
「は〜い」
返事をして三人で座れそうなところに腰を下ろす。
「ここはですねぇ……みたらしが美味しいんですよねぇ……」
「へぇ!みたらしですか。私、みたらし好きなんですっ!」
「ふふっ、なら良かったよ。」
「俺もみたらしは好きやな」
「……は……ってことは他の甘味はあんまり好きじゃないんですか?」
「いや、好きじゃないって訳やないけど……
別に好んでは食べんかな。」
じゃあなんで甘味処行くのに賛成したんですか……。
「……さいですか……」
その時、ちょうど店員さんが来た。
「おまっとさん!ご注文、何にしはります?」
(な、なんや……!?この美丈夫達は……!?)
そう、時雨たちは気づいてない(気にしていない)が、実は結構注目を集めていた
――――美丈夫が三人おる……
……と。
時雨は未来でも人気者だったので一々こんな視線は気にしないと言わんばかりに無視できる鋼のメンタルを持っているのだ。まぁ二人も似たようなものだが。
『なんや、あの美丈夫たちは!?』
『うち、あの真ん中の人好きやわ……』
『え!?あんたも!?実はうちもや……』
その中でも真ん中の人が一番人気だったんだとか……
「じゃあ俺から……みたらし三本ください。」
「僕は十本〜。」
総司さんは十本か〜
……ン?
「じゅ、十本ですか!?
え!?十本も食べるんですかッ!?」
「うん、だってここの美味しいんだもん。」
「それはおおきに。うちの旦那が作っとるんよ。」
と店員さん
へぇ、夫婦でやってるのかな?
「……あ、で、そちらは?」
「あぁ、俺もみたらしで。二本くれ」
「へい、わかりました。ちょっとまっとってくだはいね〜。」




