四
「なんや……二人に頼ってまうみたいで……色々と、申し訳ないんやけど……お願いしても、ええどすやろか……」
「「ぜ、全然ええよ!(いいよ!)」」
「ほんま!?おおきに!」
にこっ
と笑う
……と二人とも固まってしまった
え?どうしたんだろ?大丈夫かなぁ?
その頃二人の心の中は……
(はい、かわいい~!美人なのにかわいいって一体どういうことなんやろうね!?)
(あ~かわいいぃ~癒しだ~)
((これぞまさに『かわいい』の暴力……!!))
ふわふわ……(?)していた
「……烝はん?総司はん?お〜い」
「「はっ!!」」
「お二人はんこそ、大丈夫どすか??」
「だ、大丈夫や!!おおきに!!」
「だ、大丈夫ですよ!!」
「は、はぁ……なら、ええんどすけど……」
「で!えーと、何やっけ?俺らに決めてほしいって話やったよな?」
「へぇ。そうどす。ぜひお二人に決めて欲しいんどす。」
「分かった!」
「分かりました!」
「じゃあ……そうやな、……これなんかはどうやろ?
さっき包んでもろてた浪花鼠の帯とも合いそうやろ?」
と言って烝さんが渡してくれたのは臙脂色の生地に金糸で花々を刺繍してあるものだ。
可愛い。
「えらい可愛らしいどすなぁ。
これは確かに合いそうや。おおきに。」
というか烝さんが私のために選んでくれるならなんでもうれしいです、はい。
「……うーん……じゃあ、僕はこれ!」
次は総司さんが選んでくれたもの。
これは白と藍色のグラデーションで紫陽花の柄のもの。
こちらもすごく可愛い。
季節に合わせてくれたのだろうか?
もうすぐ六月だもんね。
……というかこれはもしや京友禅とか呼ばれているものではないだろうか?
すごく綺麗だ……
「こっちもすごい可愛らしいどす!じゃあこの二つ、どっちも包んでくれますやろか?
あ、それと黒襟の襦袢も。」
烝さんが選んでくれた臙脂色のには黒襟もあいそうだからね。
「へい。
……あ、そういえば何枚か仕立てはるんでしたよね?」
「あー、すっかり忘れてもうてましたわ。
おおきに。」
「反物の色は何色がええどすか?」
「ええと、何色でもええんやけど、青系や紫系とかがええかな、思うんどす。」
「せやなぁ、お客はんはそう言う色が合いそうやしな。」
「あと……柄は花とか……がええかも。あまり華々しくないもんと華々しいもん、どちらも欲しいんどす。選んでくれるとありがたいんどすけど……」
「わかりました。うちが選ばせてもらいます。」
「おおきに。」
その後店員さんに反物をいくつか選んでもらって会計を済ませ、店を出る。
その後また細い道に入って元の男の姿になる
ただ、白髪青、金眼はやはり目立つので黒のまんまにしておいた。
「いや〜案外時間かかっちゃいましたね。」
「そうですね~。
……あ、お金あまってます?」
「え、ええ……残ってます、けど……?」
なんかイヤな予感しかしないんですけど……?




