四
まぁいっか……(←あきらめ)
『……ごくんっ……ふぅっ……ごちそうさまでしたっ!』
「……おう、うまかったか?」
「はい!めっちゃおいしかったです!!」
「「「「「よかったな(ね)(ですね)……」」」」」
あらためて時雨って色々やべぇ……と思う幹部の皆さんでした。
パチンッ
時雨が指を鳴らして獣人に戻った
「あ、そうそう、あの、土方さん……そういえば私……服これと夏用と寒いとき用の一枚ずつしかなくて……どうすればいいですかね?」
と聞いた時雨に
「……そういうことは早く言え、な?」
と時雨に子供を諭すかのようにそう言う土方と
「はぁ~い」
と口をとがらせながら間の伸びた返事をした時雨のやりとりはいつもの土方からのやりとりとはおもえないほどでいつもの恐ろしさはまったくどこへ行ったのやらと皆が思うほどだったと言う……
……というのはいったん置いておいて……
「んじゃぁ今から夕餉まで暇だろうし京の街を散策がてら服買ってこい」
といってどこからか取り出したお金がいくらか入っている巾着を渡してくれた。
……土方さん、これ……どっから出したんですか?今。
もしかしてインベントリ持ってます??
(※持ってません)
……いや、んなわけないよね!
懐から出したんだよね!ね!
……そう……だよね……???(※そうです)
「わかりました。ありがとうございます。」
時雨はいったん気にしないことにした……
まぁね、さっきね、この世の不思議には疑問を持ってはいけないものもあるって自分から言ったしね!!
そうそう!こういうのは気にしないのが一番!!!
(※あの、本当に懐から取り出したんですよ?)
「京の街は初めてじゃないにしろ時代が違うし色々と分からないこともあるでしょう?僕が案内しましょうか?服安いところとか知ってるし。」
そう言ったのは総司さんだ
「いいんですか?」
「もちろん」
「じゃあ、お言葉に甘えさせていただきますね」
「じゃあ俺も行こかなー?今日非番やし。」
「おうおう、そうしろそうしろ。三人で楽しんでこいや。
じゃ、案内頼んだぞ、総司、山崎。
……時雨、他にもなんか欲しいもの……っつーか……なんだ……あーっと、そうだ!いるモンあったら買っていいぞ」
分かります。たまに言おうとして間違えてド忘れすることってありますよね。うんうん。
「……じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいますね。何かいるものがあれば買わせてもらいます。」
「おう、あ、そうそう、女もんの着物も仕立てておけ」
「へ?なんでですか?」
「たまに着るだろ?一応買っとけ」
「は、はぁ……そんなに着る機会は……いや、あったか。ま、あって損はしないでしょうしね。分かりました。買わせていただきますね」
「おう」
土方さんってなんかお兄ちゃんみたい
密かにそう思った時雨だった




