夏休みの宿題が、計画的に終わらないお子さんの力になりたい
もうすぐ夏休み☆
どなたかの助けになれば嬉しいです♫
私は小学生の頃、夏休みの宿題を計画的にできない子どもだった。母から毎年「計画的に宿題しなさいよ」と言われていたものの、計画的とは、具体的にどうすればいいのかがわからなかった。
終業式にドリルやら夏休みの宿題の内容やら、その他もろもろの配布物をもらった時点で、何がなんだかわからなくなっていたのだと思う。
宿題の全体像が全く見えていなかった。何種類の宿題が出されたのか、わからないのだ。
一つ一つは確認できる。
例えば、
・ドリル(昔は夏の友とか言ってた)
・作文 読書感想文と人権作文の二種類。
・ポスターは好きな内容(防火とか動物愛護とか)か ら二枚
・貯金箱の製作
・自由研究
・植物系の観察日記
……
一つ一つの項目は確認するけれど、これが体系的に把握できない。
一つの宿題を確認して、次の宿題を確認する時には、もう前の宿題のことを忘れているのだ。
だから、いつも夏休みの後半まで宿題が残っていた。
そんな私の尻を叩くように母は、ことあるごとに言った。「そろそろ」とか「今日中に」とか。
しかし、私はここでも行き詰まる。
私の思考回路はこんな感じだった。
「そろそろ貯金箱考えなさい」
→そろそろっていつ? いつまでに考えたらいいの?
貯金箱の何を考えるの?
「今日中に読書感想文の下書きを仕上げなさい」
→ 今日中って何時まで?
という具合。だから、結局、何も進捗のないまま夜になり「言ったのに!」と怒られていた。
あれから三十年近く経ち、今、私は気づいたことがある。
それは複数のことを一度に指示されると、全体像がわからなくなるということ。そして、曖昧な指示は苦手だということ。
だから、もしかしたらこういう対応をしてもらっていたら、もう少しスムーズに宿題ができたのではないか、ということを、ここからは書いていきたい。
①どんな宿題が出ているのか書き出す。
終業式の日、親子で一緒に一枚の紙に宿題の全てを書き出す。どんな宿題が出ているのか把握できる。
②カレンダーに宿題を片付ける予定を書き出す。
ワーク系や観察系は、毎日取り組むとして、それとは別枠のポスター、作文類を何月何日にするのか、決めてカレンダーに書き込んでおくと、先の見通しが持ちやすくなるように思う。
③できたものには印をつけたり斜線で消していく。
無事、予定していた宿題が片付いたら、書いた予定表に印をつけたり、斜線を引いたりして、終えたことがわかるようにすると、達成感を得られる。シールを貼るとかも楽しいかも。
④好きなことを取り入れる。
自由研究は好きなことを取り入れる。楽に楽しくできると苦痛じゃなくなる。
私は絵を描くのが好きだったので、それを活かしたらよかったのかも……と今更、思う。(自分が実際した自由研究は、親に言われた植物図鑑もどきを作った。全く楽しくなくて結局、夏休みギリギリになりトラウマ 笑)
⑤「何時からしよう」「何時までに仕上げよう」と具体的な時間を子どもと決める。
「今日中にしなさい」というのは、〝計画的に〟が難しい子どもにとっては不安でしかない。不安から逃れたいので、
「まだ、いいかな?」「まだ、いいかな?」と思っているうちに一日が終わる。
時間を決められていたら、「よし!」と踏ん切りがつきやすいかも。
以上、思いついた項目を挙げてみた。
私自身、社会生活を営む上で現在、試しているのは①と②。全体像が把握でき、やるべきことが整理でき、見通しがついて安心できる。
もし、お子さんが夏休みの宿題に手こずっていたら、前述の内容が何かのヒントになればいいなと思う。
読んでいただき、ありがとうございました。