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107.ハスナが欲しいだけ

「リエリー様、あなたはどうしてピプドゥ語が話せるのですか?」

 ヨンキントが世間話をするような口調でリエリーに聞いた。


 バッシャールがリエリーに今にも襲い掛かろうとしている。凶悪な彼の目つきと気迫が、ヨンキントに伝わっていないはずはない。


 しかしヨンキントは帝国語でリエリーに話しかけてきた、わざとバッシャールに聞かせてているのだ。

 落ち着きなさいとヨンキントは伝えているのだとリエリーは思った。そこではっと気づいた。


 どうしてバッシャールはわざわざ「おまえを犯す」などと言ってくるのだろう。本当にする気があるなら、本人に言う必要などない、すぐに実行すればいいのだから……


 リエリーは立ち上がろうとして、上手くできず、ヨンキントの肩につかまった。

 ヨンキントが心配顔で支えてくれる。もう足ががくがくするのを隠すのは諦めて、リエリーは震えながらバッシャールの前に立った。


「私は、ピプドゥ人の侍女に育てられました。だからピプドゥ語が話せます。そしてピプドゥの心も教わりました」

 情けない程に震えながら、リエリーはヨンキントにも分かるように帝国語でバッシャールに話しかけた。


「ピプドゥの心とはなんだ」

 彼が帝国語でリエリーの話に返事をした。まだ希望はある、この男は自分の話を聞く気があるのだ。少しでも会話を進めるしかない、頭ではそう思っても、リエリーが話そうとして口を開くと、震えて歯がカチカチ鳴ってしまう。


「ピプドゥの男は女が心からお願いすれば、そのお願いを聞いてくれる。力のある男であればあるほど、女に優しいと教わりました。だからあなたはきっと、私のお願いを聞いてくれると思って来ました」


 バッシャールが目を細めた、それはリエリーを馬鹿にしているように見えた。

「それは惚れた女ならばな。ピチパにそんな価値はない」


「それは知っています。だから私はあなたの善意にお(すが)りします。バッシャール、あなたの善意によって私を助けてください」


「はっ」吐き捨てるような声だった。

 凶悪な彼の目が、一瞬驚きに見開かれたあと、リエリーを汚いものでも見るかのように「馬鹿が」と嘲笑(あざわら)った


「おい神官。この女の頭はどうなっている。私がピプドゥでどれだけの部族民を撃ち殺し、父と兄を焼き殺し、殺戮(さつりく)のかぎりをつくしてきたかちゃんと教えたのか? 善意? 私の体のどこにそんなものがあるのだ」

 バッシャールが帝国語でヨンキントに早口で言った。


「ありませんよね。私も至極(しごく)同感ですバッシャール」

 ヨンキントが笑いながら、気安く呼んだ。


「でももしかしたら、ほんの少しばかり、あなたの体の中に眠っているやもしれません。リエリー様、心を込めてもう一度お願いしてみたら」

 ヨンキントは落ち着いた声で、微笑みをうかべて帝国語でリエリーに促す。


「私の夫は無実の罪で都に連れていかれました。私は夫を救いたい、どうか私と一緒にモーリヒルドへ行ってください。バッシャールどうかお願いします。私は愛する人を守りたい」


「夫……ピチパは結婚しているのか」

「はい、私の夫はエイヘッドの領主、アツリュウ・ミタツルギです」


「あの坊やが夫だと! まるで子供同士のままごと遊びのような夫婦だな。ああなるほど、それであの坊やはあんなに機嫌が悪かったのか」


 バッシャールは可笑しそうにしばらく笑った。

「それであの可愛い夫殿は、どんな罪を犯して連れて行かれたのだ」


「あなたと(たくら)んで、シュロム王家に謀反(むほん)を起こす罪です。私の兄、シュロム・セウヤ王子によって、このままでは処刑されます」


 バッシャールはうんざりしたような嫌な顔をした。

「おい、神官。リエリーは王女なのか、シュロムの王女であれば、おまえなんかよりよっぽどいい(ぎょく)だ。やはりあの日にピチパを(さら)ってくるのが一番話が早かったということだ」


「なにを言っているか、リエリー様を攫ったら、アツリュウ・ミタツルギは刺し違えてでもあなたを殺す、怒り狂った犬の相手はあなたもお嫌でしょう。私は命の恩人ですよバッシャール」

 

 バッシャールはふっと鼻で笑った。


「狂犬を見るのも一興(いっきょう)だったが……まあ、そういうことにしておこう。だが、話が見えない。そんな馬鹿げた理由をでっち上げて、どうしてリエリーの兄王子はミッタ―ツルギを殺したいのだ、その兄とやらは、私が出向いたところで、どうにもならないように思えるがな」


 リエリーはそんな……と言い(すが)った。

「だって、あなたを連れていけば謀反など企んでいないと、無実の証明になります」


 バッシャールは顎を擦り「説明するのも面倒だ」とぼやいた。

「おい、神官。この王女様に教えてやれ、私がのこのこシュロムの王子とやらに会ったらどうなるか」


 ヨンキントがすまなそうな顔をリエリーに向けた。

「謀反の首謀者(しゅぼうしゃ)であるバッシャールとミタツルギの2人を処刑。2つの首を並べて民に見せることでしょう」

 リエリーはもう立っていられなくなり、バッシャールの前に座り込んで「そんな……」とつぶやいた。


「大罪人の善意にすがって、夫を殺す兄の誠意を信じる……絵本から出てきたような、世の汚れを知らないお姫様、おまえを食べる食欲も失せた、目障(めざわ)りだから帰れ、夫の死を嘆いて泣いていろ。お前のような女にできるのは泣くことだけだ」


「ですがバッシャール。リエリー様の兄であるセウヤ王子はこの国で2番目に権力のある男、もっと権力をもつ男がこの国には残っている。リエリー様はあなたを上手く使えば、アツリュウ・ミタツルギを救えるかもしれない」


 ヨンキントがさらさらと喋ると、リエリーの隣に来て並んで座り、リエリーの耳元にでささやいた。

「リエリー様、この男の善意を信じるのでしょう? 私も付き合いますよ、一度決めたのです、最後までやり通しなさい」

 

 リエリーはもう一度、彼の前に立ち上がった。

「バッシャール、どうかあなたの力を貸してください。私は愛する夫を救いたいのです。お願いします」


 バッシャールは冷たい目のまま何も答えなかった。黒曜石のような瞳に、燭台の炎が映る、リエリーはその闇のような黒色に彼の悲しみが見える気がした。

「愛する夫か……」じっと見つめるリエリーから、彼は一度目を逸らし目を伏せた。


 彼が目を開けると、鋭い眼光がリエリーに恐ろしく迫ってきた。


「そんなに震えるほどに恐ろしいのに、ここまで来た決意を認めてやろう。だからお前に一度だけ機会を与える。これから私がする質問に正しい答えを返せたなら、おまえのために私が動くかどうか考えてやってもいい、だが質問に間違えたらお前を犯す。どうするやるかリエリー」


「はいやります。ですが間違えたときは死にます、私の体はアツリュウのものです。誰のものにもなりません」

 リエリーが迷わず答えると、バッシャールはにやりとして「よかろう」と答えた。


「私はピプドゥで、王族を4人を殺した。だがこの数には間違いがあるのだ。私が殺した王族は何人だ、正しく答えてみせろ」


「わかりません」

 リエリーは考える間もおかず、すぐに答えた。

 バッシャールもヨンキントも、驚いたように一瞬言葉を失った。


「リエリーお前の命がかかっている、分からなくてもせめて何人か言って見せろ」


「それはできません。なぜなら私は答えを知っているからです。でもその答えは私が自ら出したものではありません。私自身は、あなたという人を知らない。親兄弟を殺すような人物なのかどうか……だから正直に分かりませんと申しました」


 バッシャールが眉根を寄せた。

「正しい答えを知っている? どういう意味だ、その答えを言ってみろ」


「誰も殺していません」


 さらりと答えたリエリーにバッシャールは静かに聞いた。

「誰がそれを教えた」


「私の夫アツリュウです。彼はバッシャールは大罪人ではない、恐らく甥に罠に()められたのだと、だから王や王太子を殺したのは現ピプドゥ王の甥の方だと言っていました」


 何も答えず、苦い顔をしているバッシャールにリエリーは優しく声をかけた。


「お父様とお兄様、それからお兄様のお妃様、同時に亡くされてお辛いことでしょう。私はあなたという人を知りません、ですが、今この時も、あなたの心がけして安らかでないことは分かります。ずっと一人なのだから」

 

「気分が悪い、その物言いを今すぐやめろピチパ。同情はピプドゥの戦士が最も嫌うものだ、それ以上一言でも続けたら殺す」


 リエリーは目を伏せた。しばらく考えて決心して顔を上げた。


「同情……というよりも、あなたの中に私の兄が見えます。兄は心から愛する長兄を殺されました。兄様は苦しみ狂っていく……そして何度も私に言うのです」


 言葉を続けることが辛くてそれきりリエリーは黙っていた。

「おまえの兄はなんと言うのだ」

 バッシャールが苛々と問うた。


「どうしてあの時、あのまま殺してくれなかったかと。こんな地獄を生きるくらいならあの時死ねばよかったと……血を吐くように何度も言うのです。あなたも同じなのでしょう、どうしてあの時死ねなかったのかと、どうしてこんな地獄を生きねばならないのかと」


「だまれ!」と野獣のような唸り声をあげて、バシャールがリエリーの首を両手でいきなりつかんだ。

 リエリーは恐怖に全身が縛られる、殺されると覚悟した。


 だが、不思議と苦しくなかった。

 「はなれなさい」と叫んでヨンキントが後ろからリエリーを抱きかかえて離すと、バッシャールの手はするりとリエリーの首から離れた。


 すぐ目の前に項垂(うなだ)れるバッシャールがいた。ずっと気配を感じさせずに控えていた男が、彼の隣に来て肩に手をかけた。バッシャールがピプドゥ語で「大丈夫だ、しばらく入り口にいてくれ」と声をかけると、男は静かに天幕を出て行った。


「ピチパ私の話を聞いてくれるか」

 バッシャールは小さく聞いた。

 バッシャールの目に深い悲しみが見えた。彼の中にセウヤ兄様をありありと感じた。この人も苦しんでいるのだ、怒って怒鳴って、殺すと叫んで絶望している。

 リエリーは「いいですよ」と小さく答えた。


「神官よ、彼女に何もしないと約束する。二人きりにしてくれないか」

 ヨンキントはバッシャールの目をじっと見てから「リエリー様どうしましょうか?」と聞いた。

 リエリーが二人で大丈夫ですよと答えると、彼も出ていき、天幕にはバッシャールと二人になった。


 バッシャールは額に手をやり目を閉じて、苦し気に息を吐いた。

「おまえの言う通りだ、私はあの日、兄達と一緒に焼き殺されたかった」


「お兄様が大切だったのですね」


「いや……ピプドゥの男は生まれた時から戦士だ。戦で死ぬのは本望。父と兄が負けたのは残念だが、戦っていればいつか死ぬ、そのことは受け入れらる。私はあの日、戦地から戻ると、父が襲撃をうけたと報告を受けた、王座を空にしてはならない、王宮に向かわねばならないと理性では分かっていた。ヌーフの罠だと分かっていたのだ。だが、最も信頼していた腹心の部下にハスナが……王と一緒だと聞かされた……」


「ハスナ?」

 リエリーが聞くと、ずっと閉じていた目をバッシャールは開けた。


「ハスナは王太子妃の妹だ。彼女が襲撃された場所にいると聞かされて、私はどうしても(あらが)えなかった。ハスナと聞いただけで理性が飛んだ。それもヌーフの計算のうちだったのだろう。私は信頼する腹心を王宮に置いて襲撃場所に行き、燃える建物の中にハスナを探した。殺された父や兄の死体の中に彼女はいなかった」


 その日の光景をみているのだろう。バッシャールは苦し気に語る。

「その後は転がるように、不利な状況に追い込まれた。その腹心の部下に裏切られていた。私は逃げて、そして……こんなところまで来てしまったということだ」


 先ほどまでのバッシャールとは別人のような力ない姿だった。こんな姿を誰にも見せたくなかったのだろう、だからリエリーだけに聞いて欲しかったのだと分かった。


「ハスナの無事は分かったのですか?」

 バッシャールは「わからないのだ」と悲し気に言った。


「ハスナはあなたの婚約者ですか?」

 彼は急にはっと息を吐いて笑った、泣いているみたいに何度もははっと情けなく笑う。


「そうだろう? そこまでして探しにいく女だ、特別だと思うだろう? それなのに、馬鹿みたいな話だ、私とハスナは何でもない。会う度に私はハスナをからかって、彼女が怒る。それだけの……たったそれだけの……こうなるまで私自身気づいていなかった。これほどまでにハスナが特別だったのだと、何よりも愛していたのだと」


 愚かだな……と彼は深く息を吐いた。

「もう王座に興味などないのだ。どうでもいいのだ。ただ、もしかしてハスナが生きているではないかと、私が戻ってきたときの人質とするためにヌーフはハスナを囲っているのではないかと、それを思うと私は確かめたくなる。もう一度ハスナに会う夢をみてしまう。だがそれはどう転んでも無理なのだ」


「どうして無理なのです」

「わたしが南ルールドの手を借りて王位を取り戻せたとして、ヌーフの手にあるハスナを無事に取り返せるとは思えない。ヌーフは私を憎んでいる、私を最も苦しめるやり方をあいつは取るだろう。すなわち私の目の前でハスナを殺す」


 リエリーにはバッシャールの地獄の意味が分かってきた。ハスナがもし生きていても、近づけば殺される。でも今のままでは、生きているのか死んでいるのかさえ分からない。


「ハスナの話は誰にもしていない。ピチパに初めてした、たぶん私はもう限界なのだ。お前の兄と同じように狂っていくしかないのだろう。どうして私はあの時一緒に焼けてしまわなかったか……」


 これほどまでに力があり、追い払っても慕って付いて来る者がいる男であるのに、どうしてこんなところに閉じこもっているのだろう? リエリーは疑問をそのまま口にした。

「ハスナを救うためにあなたは何をしたのです」


 バッシャールは怪訝(けげん)な目で見返した。

「だから、私が下手に動けばハスナは殺される」

「でもだからと言って何もしないのですか? 愛する人を救うためなら私はできることを何でもします」


「王女様、そんな綺麗なことで世の中は回らない。たかが女のためにみすみす王座を奪われ、そしてたかが女のために王座を取り戻しにいく男などに誰も付いてこない。国そのものを欲しがる野望の塊のような男に従いたいのだ。だが私にはもはや国などどうでもいい、本音はハスナが欲しいだけだ」


 リエリーは呆れた。なんという言いようか「たかが女のために」とは。

「あなたは王宮に長くいて、ピプドゥの心を忘れたのですね」


「なんだと」

「わたしはシオから教わりました。ピプドゥの男は愛する女のために生き、愛する女のために死ぬ。戦士の誉れは女にしか与えることができず、子供もまた女しか与えることができない、この世で与えらえるものの全ては女を通して与えられ、男は女を愛することでしか生きられない。違いますか?」


 バッシャールは力なく座り込んでいた体を起こした。

 物言いたそうにしながらも、何も言わず口を結んで不機嫌にリエリーを睨んでいる。


 バッシャールは立ち上がると、天幕の出入り口の布を上げ、待っていた部下とヨンキントを中に入れた。また毛皮の上に座ると「どうしたものかな」とピプドゥ語でつぶやいた。


「ミッターツルギは私の無実を信じてくれたからな。まああの坊やは気に入っている。おい神官、おまえの頭の中にミッタ―ツルギを救う策は用意されているのか?」


 ヨンキントは気迫のある目でにらみつけて返した。

「アツリュウを殺させない、私を甘く見るな、どんな手段を使っても彼を取り返す」


 ほう? とバッシャールは不思議そうに返してからにやりと笑った。


「よかろう。絵本の中からでてきた砂糖菓子のような王女様、おまえが愛する夫を救えるかどうか付き合ってやる。リエリーが愛する人を救えたら、私も自分がどうするか決めるとしよう」


「バッシャールありがとう! 私に付いてきてくれるのですね」

 リエリーは飛び上がりたいほどに嬉しくなった。どうすればいいのかまだ分からない、けれど彼を動かすことができたのだ。


「だが、一人ではいかない部下を何人か連れて行く」

 リエリーはうなづいた。バッシャールがここを去ったら、彼が戻るまでここのピプドゥ人たちはさぞ心細いだろうと思った。


「ありがとうバッシャール、お礼がしたいですが私は何も持っていません。でも私はピプドゥ語で歌うことができます。皆さんのために歌いましょうか?」


 バッシャールは額に手をやった。

「賊の根城に乗り込んできたかと思えば、お礼に歌いたいとは、呆れるほどに子供のような王女様だな、ミッタ―ツルギはさぞ可愛がっていたことだろう」


 リエリーが歌うから聞きたいものは天幕に来いとバッシャールが知らせると、天幕は限界まで男たちが入り、外にも男たちの気配で一杯になった。図らずも、リエリーはこの根城にどれくらいの男たちが潜んでいるのかを知ることになった。


 リエリーは久しぶりに歌うのでひどく緊張したが、先ほどまでの死ぬような思いからすれば楽なことだった。シオから教わったピプドゥの歌を静かにうたい始めた。


「おい、神官。あれは意図的(いとてき)にしているのか?」

 バッシャールがヨンキントにささやいた。

「何をです」

「リエリーはジャミルだけを見て歌っている。あれは駄目だ、ジャミルはもうリエリーに心底惚れた。この大人数の中で、自分だけを見つめて歌われてみろ、あれで落ちない男はいない」


「はは、ちがいますよ。リエリー様はこんなに男たちに囲まれて怖いのです。ジャミルは山小屋の翁を助けたので優しい人だと言っていました。だから、他を見られなくて、彼を見ているのでしょう」


「ジャミルはリエリーの忠実な番犬になった。私がリエリーに手をだしたら、ジャミルは命がけでリエリーを守るぞ。それにしても恐ろしい手管(てくだ)だ。おまえ知っているか、リエリーが歌っているこのピプドゥの曲の意味を?」


「私が分かる訳ありません」

「恋人が、遠い戦地で戦う男に愛を送る歌だ。もうだめだ、この歌ひとつでリエリーはここの男のそうとう数を骨抜きにした。やられたな、歌わせるのではなかった、この根城はリエリーの手に落ちた」


 リエリーの歌声は男たちの心を震わせ、そして精霊の住まうアリタ山の森の中に美しく響いていった。


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