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茶会の次の日にて

「苦悩」編です!

海斗の過去が明らかになり、そして……!?

前回から文章が長くなるのでよろしくお願いします!


私たちが海斗の今までの出来事を聞いた次の日。


今日も雨雲が空を覆っていた。


当分雨が降るようで、朝からあまり気分も上がらない。


そして話を聞いたのにも関わらず、相変わらずお互いあまり関わらないような時を過ごしていた。


私と青葉は昨日より少しだけ距離が縮まった気がするが、特に話す事はなかった。


今日は珍しく私は飛鳥と昼休みを一緒に過ごした。


雨が降っていたので、今日も屋上へ続く階段で昼食を取ることにしたのである。


二人きりで弁当を食べるというのはもしかしたら初めての事かもしれない。


いつもは青葉も交えてだった為、柄にもなく緊張してしまったのだ。


食べてるとはいえ沈黙が続いており、何か話そうと話題を探していると、


「あの、さ。」


と、飛鳥から話しかけてきたのである。


私は少しビックリしたが、すぐに


「うん?どうしたの?」


と聞いて、言葉の続きを待った。


「あのさ、変な事を聞くけど澪は海斗の事好きか?」


昨日の事とかまた別のテレビ等の話題が出ると思っていた為、予想だにしていなかった事に危うくご飯を吹き出すところだったのである。


「え、えぇえっ!?な、何を聞くかと思えばいきなり何!?い、いや普通に友達としか思ってないけど??」


と、聞かれた質問にあたふたしてしまったが思っている事は伝えた。


「そ、そうか。いや、好きなのかなーって思って」


私の反応に飛鳥も少し驚いていたが、続けて言った言葉に咳き込んでしまった。


「ごほっごほっ!えぇええ!?そんな事思ってたの?」


「え、いや、まあ、うん。そんな驚くことか?」


飛鳥は何でそんなに驚くんだとばかりに戸惑っていた。

私はその様子に再び驚くと、何でそう思うのか聞こうと続けて質問をしたのである。


「そりゃ、驚くよ!どこを見てればそう思うようになるの?」


「うーん、澪って海斗と話す時と俺らと話す時の雰囲気が何か何か違うんだよな。」


「そ、そんな事なくない?私みんなと同じように接してるつもりつもりだけど……」


「それと、海斗がいる時の方がいつもより笑ってる」


「えぇ?それは偏見じゃない?」


「いや、青葉も言ってるからこれは間違いねぇ」


「青葉もかぁ~、最近2人とも同じような事を何度も言ってくるよね」


「そりゃ、分かりやすいくらいに違うからだろ」


「そんな違うの?でも、私好きって気持ちがわからない。」


「そんなに違うね。気持ちがわからないねぇ~、お前らって本当に不器用っつーか鈍感なのな。」


飛鳥が言った最後の部分は声が小さくてよく聞こえなかった。


そのため、何て言ったのか聞こうと思ったら予鈴が鳴ってしまった。


「じゃあ、戻るか。まあ、あんま考えすぎんなよって事だよ。自分の気持ちに正直にいろよ。」


そう言うと、飛鳥は先にさっさと教室へ戻っていってしまったのである。


取り残された私は少しの間、飛鳥の言った事を考えていたがすぐに教室へ戻った。


教室へ戻ると海斗と青葉が一緒に昼休みを過ごした事を聞くのだが、海斗は何故か真剣な表情を滲ませていた。


私はその様子が気になったが、これ以上気にすると本格的に噂になるんじゃないかと不安になったので考えることを止めたのである。


放課後になると、日直だった為に他の3人より遅く帰ることになった。


誰もいない教室で1人黙々と日誌を書く。


いつもは忙しない教室も私以外誰もいないとなると静けさがより一層引き立っていた。


久しぶりに教室で1人でいると思うと、いつもは傍にいるはずの3人の有り難さを改めて思い知る。


ふと、窓を眺める。


朝、空を覆っていた分厚い雨雲は消え、代わりに再び暑さと日差しの厳しさが息を吹き返していた。


外のグラウンドでは、サッカー部や野球部の掛け声が夏の日差しに負けまいと空に高らかと響き渡る。


当然こちらにも聞こえているはずなのだが、聞こえなかった。


窓から顔を廊下へ向けると、そこには帰ったはずの海斗が立っていた。


海斗は特に驚きもせず、真っ直ぐこちらへ歩いてくる。

私は突然現れた海斗に驚きながら、


「ど、どうしたの?何か忘れ物でもした?」


と恐る恐る聞いてみた。すると、海斗は


「あぁ、澪に伝えたい事がある事を忘れてたから言いに来た。」


と私の目を真っ直ぐ見て、そう言ったのである。

私の胸は一瞬鷲掴みにされたような感覚に襲われたが、次の言葉を聞こうとまた質問をするのであった。


「わ、私に伝えたい事って何でしょうか?な、何でもどーぞ!」


少したじろいで敬語が混ざった変な言い方になってしまったが、それでも海斗の次の言葉を待った。


すると、海斗は昼休み終わりに見たような覚悟を決めたような真剣な顔で、


「俺、澪の事が好きだ。これからは友達としてじゃなくて恋人として傍にいてくれませんか?」


そう、言ったのである。


私は自分の耳を疑った。

海斗が真面目な顔で変な事を言っていると思った。


否定しようとしたが、海斗が本気で言っている事だとわかってしまったのである。


私は、何も言えなかった。あまりに突然の事で混乱していたから。


私の反応を元からわかっていたかのように、彼は続けて


「別に返事は急いでないから焦らずちゃんと考えて答えを出して欲しい。俺は、どんな答えでも受け入れるから。じゃ、俺電車だから帰るわ。また明日な。」


そう言うと、さっさと教室を出ていってしまった。


1人残された私はしばらく茫然とその場に立っているのであった。


未だ目の前で起こった事を信じる事が出来ずにいたのである。


無理もない。私は元々恋をしたことがなく、海斗の事を友達としか思ってなかったから。


私はまた1つ大きな悩みに悩まされる事になってしまったのである。


そう思いながら、残っていた日直の仕事を片付けバス停へと急いで向かったのであった。


顔が熱かった理由を夏の暑さのせいにして。
















続く。

ではでは、第3回人物紹介開催します(*´∀`)

今回は海斗のライバル「柏木 飛鳥」さんです!


飛「初めまして、柏木 飛鳥です!

誕生日は4月12日、血液型はA型です

クールなはずなのに海斗にその座を取られてます……、基本クラスでは静かにしてます。

これからもよろしくな!」


と言うわけで、第3回のゲストさんでした~!

飛鳥は犬っぽいのに物静かで、意外と気さくだからモテるんですよね。もっと良いところお伝えしたいっっ!

それはまた別の機会ということで、読んで頂きありがとうごいました!!

次回もよろしくお願いします!m(*_ _)m

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