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教室にて②

今回で第1章は終わりになります!(*´ω`*)

ぜひ、最後までよろしくお願いします!!


「久しぶり!大丈夫か?元気になったか?」


「澪!ちゃんと食べてた?いきなり来なくなるんだから心配だったのよ。」


2人は久しぶりに会うと、自分の事より私を心配してくれていた。


私が学校に来なくなった日でも、2人は噂に負けずに学校に行っているらしい。


2人はとても強かった。心の強さが羨ましかった。

私は2人に敵わない、そう思ってしまったのである。


そして、久しぶりに会ったというのに全く変わらずに接してくれたこと。


それが私にとってどれだけの救いとなったか。


私は、2人の前で嬉しくて泣いてしまった。


2人はただ何も言わず黙って泣き止むのを待ってくれていた。


私より2人の方がよっぽどイケメンだと思っていたのである。


「そんな泣かないでよ。私たちは大丈夫だから。」


「そうだぞ、取り敢えず澪が死んでなくて良かった~!」


「物騒な事言わないでよ!澪は簡単に死ぬような子じゃないから。」


2人のやり取りも変わらず、その様子をつい笑って見ていた。


私がやっと笑った事を確認すると、お互いに情報を交換する。


学校では、私が来なくなった最初はいつもと変わらない様子だったが、学校側が調査を行い、噂を流してた奴を片っ端から指導したことで噂が流れる前に戻ってきているらしい。


私は行かなかった1ヶ月を語ると、2人は険しい顔をしていた。


「あのクソ野郎。1発ぶん殴っておけば良かった……」


「今頃?もっと早く殴っておきなさいよ。金属バットでも持ってきて殴るしかないわね。」


2人の間に不穏な空気が流れ、どんどん冗談から本気で実行しそうになったので慌てて止めたのである。


「ふ、2人とも、もう大丈夫だよ。」


「何が大丈夫なんだ?それだけの事を奴等は澪や俺たちにしたんだぞ?」


「その通りよ。身の程をわからせてあげないと。」


「もういいの。2人が怒ってくれただけで嬉しいから。それに彼らは怒る価値もないクズでいつまでも考えていたくないの。」


「確かに、澪の言う通りだな。怒る価値もない。」


「そうね、でも1発ぶん殴ってやりたかったわ。」


「青葉は本当にやりかねなくてちょっと怖いな。」


「ちょっとそれ、どういう意味よ?」


不穏な空気が変わって安堵したが、実際私も1発どころが何発も殴ってやりたかった。


でも、それじゃ彼らと同じになってしまう。

それだけはどうしても避けたかった。


「んじゃ、どうする?明日から来るんだろ?」


「うん。明日から行こうと思う。」


「最初は変な目で見られるかもしれないけど、私たちがいるから。大丈夫よ。」


「2人とも本当にありがとう。無理そうになったら遠慮なく頼るね。」


「おう!頼れ頼れ!澪は何でも1人で抱えすぎなんだよ、もう少し俺らを頼ってくれよ」


「ええ、飛鳥の言う通りよ。私たちを頼って欲しいわ。」


「うぅ、ごめん。2人も困った事があったらいつでも頼って。2人の力になりたいから。」


私たちはやり取りを終えると、解散した。


そして、再び学校に行く日が来たのである。


久しぶりに制服に着替え、学校への道を歩く。


少し緊張と恐怖が入り交じりながら、学校に着き靴箱に行くと青葉と飛鳥がいた。


2人は私を待っていたらしく、3人で教室に行こうと言った。


私は2人の気遣いに感謝しながら教室に着くと、深呼吸をして教室の扉を開けたのである。


クラスメートたちは私を見ると、とても驚いていたが一斉に私たちの元へ駆け寄った。


それぞれ私への心配を口にしたり、励ましてくれたりしてくれた。


私はみんなの反応に驚いたが、それぞれに感謝を述べ自分の席に着く。


そしてHRが始まり、1ヶ月ぶりの授業を受けたのである。


放課後になると、その当時所属していた部活に行くため準備をしていた。


私は陸上部に所属しており、飛鳥はバスケ部、青葉は茶道部に所属している。


準備を終えて教室を出ると、私を待っている人影がいた。


私を散々こき使っていた女子である。


私は彼女たちが何か言うと思ったが、私を見るなり頭を下げた。


何も言わずただただ頭を下げ、少し経つと頭を上げ踵を返して帰っていったのである。


お互い終始何も言わず、私は彼女たちの行動をただ見ていた。


私は謝罪の言葉が欲しかったわけではなかったので、彼女たちの行動が1番正しいと思った。


束の間その場にいると、青葉がどこからともなく現れたのである。


「あの子達何も言わなかったけど、本当に良かったの?」


青葉もあまり多くは言わなかったが、その言葉は全てを語っていた。


「うん。別に謝って欲しかったわけじゃないし。もう関わらないよ。」


そう言うと、お互い何も言わずにそれぞれ部活に戻ったのであった。


そして、月日が流れ私たちは無事卒業した。















進学先は3人共杏ノ木学園で、他の人たちはみな別の高校に行くようである。


私は、同じ中学の人たちと進学先が同じなのは嫌だったのと、再び噂が出て同じ事件になるのを避けたかったため、杏ノ木学園に進学する事を決めていた。


その事を中学3年の本格的に周りが受験高校を決めた時期に2人に言うと、


「そっか……、じゃあ俺も同じとこ行こうかな。」


「それ、私も言おうとしたんだけど。」


と、2人とも私についてきてくれるみたいである。


「え、えっと、2人とも決断早すぎない?本当に良いの?」


そう、即決で決めた2人に少し不安になり聞くと、


「逆に何言ってんだよ、同じとこに行くに決まってんだろうが。」


「そうよ、行くに決まってるじゃない。そう言えば、何で杏ノ木学園に行こうと決めたの?」


と言うもんだから私が驚いてしまったが、何故杏ノ木学園に行こうと思った理由を話したのである。


「んーとね。1度夏に杏ノ木学園に行ったんだけど、学校も凄いんだけど周りに商店街があって寄り道できる事とそこの人たちが優しそうだなって思った事と、後は…勘かな?」


そう言うと、2人は驚いて少し呆れていたが、


「勘かな?って……。まあ、澪が良いって言ってるんだから大丈夫だろ。みんなで合格出来るように頑張ろうぜ!」


「勘で決めるのは凄いと思うわ…。まあ、頑張りましょ!」


と言ってくれたので、勉強会等をし受験に備えた。


試験は3人共難なく合格し、晴れて杏ノ木学園に進学が決定したのである。


入学してしばらくすると、予想した通り以上に素晴らしい学校でここに来て本当に良かった。そう思えるくらい幸せな日々を送っていた。


そして今は私たちに海斗が加わり、より楽しい毎日を送れている事がとても嬉しくてこの日々を大切にしたい……。
















そう私の過去を海斗に告げる。


海斗は黙って話を聞いてくれていた。


海斗も似たような経験をしていた事を聞いたとき、私が驚いたように彼も驚いているのだろう。


つけ加えるように、確認するように私は彼に聞いた。


「この話を聞いてもまだ、私を好きでいてくれますか?私と付き合いたいと思いますか?」と。


やがて、彼は口を開く。


「話してくれてありがとう。話を聞いても、俺の気持ちは変わらない。俺は澪が好きだ。

こんな辛い過去を持ってる澪も好きなんだ。

俺はどんな澪でも受け入れる。悲しませたりしたくない。

澪はずっと笑顔でいて欲しい。隣に、傍にいて欲しい。

思い出して辛い時は話を聞く。力になりたい。

だから、俺で良ければ付き合ってください。」


そう言うと、深々と頭を下げた。


私はとても嬉しくて涙が止まらなかった。


彼に嫌われたらどうしよう、好きだって気持ちがなくなってしまったらどうしよう、そう不安で言うかずっと迷っていたから。


私は泣き声で小さく彼に伝えた。


「私も海斗の事が好きです。

こんな私で良ければよろしくお願いします。」


海斗は頭を勢いよく上げ、私を抱き締めた。


力強く、安心させるように。離さないでいてくれるように。


私も背中に腕を回し海斗を抱き締める。


そうして、私たちは恋人になった。















しばらくすると物音がしたので私たちは抱き合うのを止め、音がした教室の扉へ目を向けると青葉と飛鳥がいた。


私たちがやっと気づいたと言わんばかりに彼らはにやにやと微笑んでいる。


「やーっと気づいたか。長げぇよ!てか、海斗は気づいてたろ絶対!」


「まあまあ、落ち着いて飛鳥。とりあえず2人の幸せを祝福してあげましょ」


と言ったので、先程までの事を見られていた事が今更ながら恥ずかしく思い顔が熱くなるのを感じた。


「み、見てたの!?ていうか、海斗は居たの気づいてたの!?また私だけ何も知らなかったって言うの!?」


恥ずかしさのあまり動揺し、大きい声で言ったため教室中に響いてしまう。


「落ち着け、大丈夫だ。俺もわからなかったから」


「海斗テメェ、嘘つくんじゃねぇぞ」


「嘘じゃねぇよ」


2人はしばらく目線を互いに外さずにいたが、不意に飛鳥が


「澪の事、幸せにしなかったらぶん殴るからな」


「ああ、存分に殴ってくれ。幸せに出来なかったら自分でも殴りたくなるわ」


と言葉を交わし腕を組むのである。


私と青葉はその様子を眺めていたが、青葉は私に


「良かったわね、おめでとう」


と言って微笑んでくれた。


「ありがとう」


と、私も青葉に微笑みながらそう言ったのである。


こうして、私たちは再びいつもの4人に戻った。


私たちがバラバラになった数日間は辛く悲しかったが、おかげでより一層仲が深まったように感じる。


この大切な日を忘れないように、深く心に刻んだ。


これからどんな事があっても、この4人ならきっと乗り越えられる。


例え、またバラバラになってもきっと大丈夫。


そう強く信じて。


いつの間にか夕日が教室に差し込み、私たちを照らしていた。


まるで再び固い絆で結ばれたことを祝福するかのように。


そして、私たち4人は昇降口で解散にそれぞれ帰路についた。


夜、私はまた次の日からの楽しい日々が始まることを想像し、なかなか寝つけなかったがベッドに潜り込むとすぐ寝てしまった。


そして朝日が登り、新しい日々が始まる。















続く

では、第5回人物紹介と行きますかね!

今回は木漏れ日の茶会の美人オーナー「天城 渚」さんです!


渚「は~い!初めまして~!天城 渚です!

木漏れ日の茶会でオーナーやってます!

誕生日は9月19日、血液型はB型ね!

年齢は秘密よ、いつでも待ってるわね!」


と言うことで、今回のゲストさんでした~!

元気で美しくてザ・お姉様って感じの方です(*´ω`*)

今後もうちょっと出して行きたいキャラの一人ですね

次回もぜひよろしくお願いします!(*^^*)

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