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悪人はこれからの指針を決める

今回は前回よりは短めです。

例によって例の如くアドバイスや誤字の指摘などありましたら、教えて頂けると幸いです。よろしくお願いします。

それでは本文をどうぞ

「さて、と。取り敢えずこれからどうしようかな?」

「えとえと、私はゼンさんがしたいことをすれば良いと思います。私は何処までもついていきますから!」

「え?」

「え?」


 ………………ん?


 え~と、俺に着いてきてくれるのか?何故に?蘇生してくれただけで十分恩返しして貰ってるんだが、悪人として生きようとする俺に付き合わせるのもなぁ。

 そんな風に考えていると


「や、やっぱり私なんかが一緒にいたら邪魔ですよね」

 そう彼女は泣きそうな顔で言ってきた。

(や、やばい!また泣かせてしまう!!)


「ち、違う違う!邪魔だなんてそんな事これっぽっちも思ってないよ!」

「本当に?」ウルウル

「ああ!君には蘇生して貰っただけで十分恩返しをしてもらったと思っているんだ。それに、さっきも言ったけど俺は自分のしたい事を優先するから、他の人から嫌な顔をされるだろうし、付き合わせるのも悪いかな………と」


「むう。何を言っているんですか!良いですか、これから言うことを良く聞いてください!」

「は、はい!」

「まず一つ目!さっき言いましたけど今まで散々色んな人から嫌な顔をされて来たって言いましたよね。なのでそんな心配は今さらです。」


 ………確かにそうかも知れない。今まで嫌な目をされてきたなら今さら俺と一緒にいることで嫌な顔をされても変わらない………のか?

 嫌々、それでもこれからも嫌な顔をされるって言うのはやっぱりなんか違うような

「二つ目!」

「HI!」


「私は貴方に命を救われて、貴方に命を捧げるつもりだったんです!なのに、貴方が殺さないなんて言うし、自殺しようにも貴方も死んじゃうから死ねないし!」

「嫌々、自殺とか何を考えてるの!?」

「だって!生きてたって嫌な目に合うばっかりだし!死ねないなら一緒についていこうとしたら「え?」って顔されるし!」

「ちょ、待って待って!分かった!分かったから!嫌じゃ無いならついてきてくれて良いから!」

「………本当ですか?」

「あ、ああ。俺も一人は寂しいし、君がいてくれると嬉しいと言うか、なんと言うか」

「本当に(ずっと)ボソッ……一緒にいて良いんですか?」

「え?あ、うん。勿論君が嫌じゃ無いならだけど………」

(今何か一部聞こえなかった所があったような?)


「あ、あのあの!」

「うん?」

「言質は取りましたからね!約束ですよ!」

「ああ、分かってるよ」

(まあ良いか、聞き逃した訳じゃ無くて本当に言ってないかも知れないし)


「それと、さっきから君って呼んでますけど、リムって呼んでください。これから一緒に旅する仲間なんですから」

「わ、分かったよリム」

 俺がそう答えると彼女は咲くような笑顔を見せてくれた。………やっぱり天使じゃなかろうか?


「………ふふっ!やった、やった。ゼンさんと一緒!ゼンさんと一緒!」

「あははは………」(苦笑)

 やれやれ。たまたま命を助けた位でこんなになつかれるなんて思っても見なかったけど、一緒にいるだけでここまで喜んで貰えるとなると、嬉しい様な恥ずかしい様な………

 だが、今まで良いこと無かった俺なんかと一緒にいたら嫌な目に合うんじゃ………

 嫌、そんな事になりそうになったら全力で守ろう。そうだ。それで他の人から嫌われても、もう善人じゃない俺にとってはあんまり関係ないからな。


「うーん。だけど嫌な顔をされるのもいい気持ちはしないし、差別とかの少ない国ってあったかな?」

「えとえと、それなら『迷宮王国ンジョダン』なんてどうでしょう?」

「成る程、確かにあそこなら悪く無いかも知れないな。」


 この世界には迷宮と呼ばれる場所がある。そこには何故か魔物が沢山いるのだ。普段は迷宮から出ては来ないのだが、数年に一度大量の魔物が迷宮なら出てくる『魔物大行進(モンスターパレード)』が起こる。その際に出てくる魔物の数を減らすのに簡単なのが、普段から迷宮内の魔物を討伐する事である。魔物の素材は武器や防具、建築物から食料まで幅広く使われているので、迷宮に潜り魔物を討伐して、その素材を売ったりして生きている者も多い。


 そして、迷宮の魔物を討伐するのは危険である。当然命懸けだ。なので、基本的に『来るもの拒ます、去るもの実力者以外追わず』なので、種族によっての差別等は無い。ただし、実力が無いものは余り好かれない。逆に実力さえあればどんな種族であれ良い待遇を受ける事が出来る。


 因みに生前の俺は、迷宮王国に行ったことは無い。当然の如く実力が皆無に近かったので迷宮に潜った事も無い。行っても直ぐに追い出されただろうが。


「まあ、ダメで元々。一度死んだんだから色んな事に挑戦しないと勿体ないよな。」

「そうそう、そうですよ!」

「それじゃあ俺は、迷宮王国ンジョダンに行くとするか!君………リムも着いてきてくれるかい?」

「はい!はいはい!当然でふっ………!!プルプル」(涙目)

「おいおい、意気込み過ぎ、大丈夫かい?」(苦笑)

 何だか前途多難な気もするけれど、取り敢えずの指針は決まったし、二度目の人(?)生全力で楽しむとしますか!


今回も見てくださりありがとうございます!皆様に質問なのですが、ヒロインのリムちゃん。台詞で、普段は始めの言葉を二回繰り返す様にしていて、感情が高ぶった時や短い返事の時だけ普通に話す様にしているんですが、鬱陶しいですかね?


もしも読みづらい!などご意見がありましたら感想として残して頂けると幸いです。


補足

迷宮王国ンジョダン

周りに迷宮の多い場所に作られた国。始めは昔の大英勇『オレツ・エイジ』と言う男が『魔物大行進』があったとき直ぐに助けに行ける様にと拠点を作り、その周りにいたら安全だ!と考えた周りの村や町の人々が集まり出来た国。

今では知らない人が居ないとまで言われる大きな国となった。冒険者ギルドの本部もここにある。

通常『魔物大行進』は国が滅んでもおかしくない大事件なのだが、この国の冒険者からすると「ヒャッハー、鴨がネギ背負ってやってきたぜー!」と言うレベル。ある程度強く無いと生き残れないが、大量の魔物素材が手に入る為、これだけで数年分の生活費を手に入れる人もいる。


ネーミングセンスの無さは見逃して下さい………


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