用語解説12.地方 ラキュス湖☆
チヌカルクル・ノチウ大陸西部 ラキュス湖地方。ラキュス湖は、世界最大の塩湖。
周辺には「陸の民」の他、髪が緑色の人種「湖の民」が棲息している。また、人間よりも魔物が多く、危険な国が多い。
▲ラキュス湖地方の地図
ところで、中途半端に鳥瞰図みたいになってしまったが、ムルティフローラ王国の国土は、ほぼ真円形が正しい。
【湖南地方】
ラキュス湖南岸に位置する。
科学文明と魔法文明を折衷する「両輪の国」と、純粋な魔法文明国が混在。
湖南地方の魔法文明国は、いずれも国連に加盟し、諸外国と交流を持っている。
多くは長く続く民族紛争で疲弊し、国力が衰退している。
「碩学の無能力者」に登場したゴーレムのデーレヴォは、この地方のどこかの国で製造された。
「虚ろな器」と「彷徨う香炉」に登場した〈双魚〉は、この地方の出身。
▲ラキュス湖南地方(印歴1700年代初頭)の地図
【湖東地方】
ラキュス湖東岸に位置する。魔法文明国と、両輪の国と、科学文明国が混在。
この地方も長く続く民族紛争で疲弊し、衰退している国が多い。
【湖北地方】
ラキュス湖北岸に位置する。魔法文明国のみ。
印暦紀元前に栄えたプラティフィラ帝国時代には、遠方の国とも交流があった。
プラティフィラ帝国は、三界の魔物に滅ぼされたが、現在は同じ場所にその流れを汲む七つの魔法王国がある。封印の地であるムルティフローラ王国や、霊性の翼団の本部があるルブラ王国など。
現代の魔法文明国は、殆どが鎖国政策を採る。
霊性の翼団の本部は、ラキュス湖に浮かぶルブラ王国領の島にあり、この島でのみ、例外的に外国人の訪問を受け入れている。
「野茨の血族」の後半と「飛翔する燕」の舞台。
【湖西地方】
ラキュス湖西岸に位置する。
どこの国にも属さない砂漠地帯で、獰猛な魔物が極めて多く、人の居住に適さない。
プラティフィラ帝国時代は、それなりに栄えていたが、大破壊によって幾つもの国が消滅した。
現在は、小規模な自治都市のようなものが一時的にできたり、魔物に滅ぼされたりを繰り返している。
資源が豊富で、一攫千金を狙う人々が、武装して侵入している。中継基地として町のような物ができる事もあるが、長続きしない。
地図を作ろうにも、入れ替わりが激しく、確認しに行くのも命がけなので、空白地帯。
新しい項目が増えれば、随時更新。
既にUPしたページに項目やイラストを追加することもあります。




