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コンビニのキツネヤマさん

コヤマは、あぁ、もうっと頭をくしゃくしゃすると、バンダナを頭にしめて掃除に取り掛かった。

悩んでいたって仕方が無い。とりあえず、今は身体を動かしてこの煩悩を振り払おう!

「よしっ。」

コヤマは気合を入れた。


店の前に一台の車が停まり、客が入ってきた。

「いらっしゃいませー。おや?先生でしたか。」

「こんにちは。」

彼女はにっこりと笑って、店内を歩く。

お菓子コーナーのポテトチップスと、ジュースを数種類手に取った。

「おや、先生、このチップス・・・。サッカーがお好きなんです?」

「ふふっ、これは甥っ子に買っていくの。あの子、これに付いてるカードを集めてるらしいのよね。でも毎回持ってるものばかりが当るって言われちゃうのよ。」

「それはそれは、申し訳ない。それはそうと、この前は、うちの仔がお世話になりました。」

「名前、花子にしたって聞きましたよ。」

「えぇ、初めてのお産だったので先生に付いていていただいて良かった。この辺りじゃ獣医は先生しかおりませんからね。」

「その後、様子はどうですか?」

「元気に乳を飲んでますよ。牧場へも出ましたしね。」

ひげ店長は、裏へ回った後何かを持ってきた。

「これは、今朝花子の母から絞った乳です。絞りたてで旨いですよ。」

にっこり笑ってビンをみせた。シールが貼ってある。商品化されているようだ。

「確か、裏の牧場は、店長のお爺様が経営をなさってるんですよね。よろしんでしょうか?」

「あぁ、先生まで、うちのバイトが言うような事を言うんですね。」

ひげ店長は笑いながら言った。

「なに、これはサンプル商品ですからお気になさらずにどうぞ飲んでみてください。」

「ありがとう、それじゃ、いただくわ。」

ビンを受取ると彼女はにっこり笑って店を後にした。



志村ー、うしろ。うしろーwそんなカンジで。

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