散りゆくティシュ
この作品は頑張って書いたので、よろしくお願いします。
我はティシュである。我らはどんどん減っていく、自分の使い主によって。1日100枚ほどの仲間が、鼻のもとに行きちりゆくのである。我はいつ散るのか心配である。
我らは袋に詰められた時からいつかはちりゆくとは分かっているが、ちりゆく仲間の数が尋常ではないのだ。
我らは仲間はいても、友達や親まして恋人などいないのだ。なぜそれを作らないのかと言うと作ってもすぐに消えてしまうからである。だから我らは孤独で生きていくしかないのだ。
しかし、我はすぐきえてしまうのを知りながらも、我は恋人を作ってしまった。
使い主は我らの箱から別の箱に行ってしまったのでその時は皆喜んでいた。しかし使い主は5日後我らの箱にもどってきたのだ。ゴミ箱をみると、5日前は満タンであった箱が全部散っていたのだ。皆おびえていた。
一日、二日と経っていくと、ついに我の彼女がちりゆく時が来た。
「ありがとう。さようなら。」
使い主は勢いよく彼女を使いゴミ箱に投げ、ゴミ箱に入っていた。空は黒雲に包まれていた。
我は我にかえった。
「いつかはこの日が来ると分かっていたじゃないか。それを知りながらも、突き進んできた道じゃないか!」
と自分に言い聞かせてきた。
1日後ついに我がちりゆく時が来た。彼女と一緒のゴミ箱に捨てられた。ころころ転がり彼女の前に来た。我は思った。
仕事をできずにちりゆくよりも、仕事をしてちりゆく方がいいのだ。我は彼女の横に行った。赤い炎に包まれながら、彼女と共に黒く散った。
ありがとうございました。