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08 休憩


 なるほど、さすがは失われた古代王国の遺跡。


 探索チームの募集要項で、通信魔導具持ち込み禁止ってあったけど、


 そもそも、遺跡周辺には魔導具の正常稼働が阻害される解析不能の結界が張られている模様。



『Gふなずし』に地図以外の遺跡関連の情報も入れてきたけど、


 アリシエラさん製の魔導具ですら、動作が不安定なのです。


 いちおう僕の『収納』に、今回の件のなんやかんやの書類一式も入ってるけど。



 そういえば『通訳』魔導具、大丈夫かな。


 ナルン、ちゃんとおしゃべり出来てる?



『大丈夫だよ、サイリパパ』

『もしお話しできなくなったら、フィナさんにお願いするよ』


 というわけで、フィナさん、よろしくね。



「zzz……」


 えーと、いつの間にか、フィグミさんのお隣でおねむ、ですね。


 うん、今のうちにいっぱい休んでいてくださいね。


 地図の無い未踏破地域はこれからですから。



「では、あの遺跡に入る前に、一度休憩しましょうね」


 よろしくお願いします、プリナさん。



 はーい、みなさーん、休憩入りまーす。


 たぶんそこにある野営跡のかまどとかが第一次隊の残した痕跡ですので、遠慮無く使わせてもらいましょうね。



 ……



 プリナさんが煎れてくれたお茶は、どこで飲んでも美味しいのですが、


 やっぱり我が家で飲んでる時のいつもの味が恋しいのです。



『きっとお水が違うからだね』


 うむ、さすがはナルン。


 美味しいお水にこだわりのあるグルメさんなのです。



「どうする、サイリ殿」

「このまま朝までこの野営地で一泊するか、それとも少しでも先に進んで遺跡内で新たな野営地を探すか」


 ふむ、急ぎの救出依頼とはいえ、無茶して二次遭難など愚の骨頂。


 今日はここで一泊、が最善手かと。



「よし、一服したらテント設営、皆、よろしいか」



「はいっ」×3


『わかった!』×1


『zzz……』×2



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