闇影
「妖精砲」
「ほい。もっと本気出して」
指一本でスイムの反撃を、弾き返す。
「炎岩」
「闇球」
「光弓」
「闇壁」
俺達の攻撃を全て、一人で交わししている。
「次は私の番。…捕まれた」
「え?羽が痛い」
「羽を触ってるからね」
「本当に羽が痛いよ」
スイムが嫌がってると、何処からか短剣が投げられると、闇精霊はその攻撃を避ける。
「流石は暗殺部隊。でも妖精さんは回収したよ。三人は転移先に案内させてくれ」
そうして今の俺達では、勝てないと判断されたのかメイドに保護され転移された。するとそこには零のいるところに案内される。
「姫申し訳ありません。こちらの妖精の羽を治せますか?」
「これは…無理に羽を取ろうとしたわね。修復は可能わ。だけどそんな暇を与えるとは思えないわ」
「時間稼ぎなら任せて下さい。そのくらい可能です」
「ありがとう。頼むよ美保」
零はスイムの羽に回復魔法を掛けられているスイムは、少しずつ安らいるのがわかる。
「では私が相手なります。暗殺部隊」
「お嬢さんは、私達のことわかっているみたいだな。ではやろうか。可愛らしいお嬢さん」
「今のお嬢さんでは、勝てない」
「本当にそうですね。でも任された分期待して欲しいからね」
「そうだな。そのやる気に免じて、お嬢さん達に1つの情報を提供しよ」
「闇陰の情報なら期待出来そうだね」
治療中の零が相手の発した情報に食い付く。
「火種が蒔かれ、時期この世界を掛け、世界大戦が起きる。動く達のグループも教える。上級冒険者、王宮機密機関、王宮騎士 山賊 達暗殺部隊、そして最後は、世界最強の炎帝騎士と言ったところが動く。そちらのお姉さん意外、世界大戦に出たら確実に死ぬからだろ。ってことでそろそろ落ちる前に妖精の羽に使ってやってくれ」
そうして闇陰は、クナイを零に渡して一瞬にして、その場から立ち去る。何かを悟ったのか遠慮なくスイムの羽にクナイを刺すと、ぐったりしていたスイムだったけど突然、羽が復活しスイムの体も元通りになるのであった。
「良かったな妖精」
「ありがとうね。まさか人間に救われるとは思ってなかったわ。ねぇ助けて貰った御礼に私と契約結んでくれないかな」
「よろしくなスイム」
そうして俺は、妖精であるスイムと契約を結ぶことに成功した。闇陰が最後に言っていた言葉、時期に世界大戦が起きる。俺とスイム、美保達は、世界大戦に向け猛特訓が始まったのであった。




