精霊
「精霊さんこれで終わらせます。水星砲!!(アクアスター)」
「精霊砲」
彼女達は勝負の決着つけるため、必殺技を繰り出した。その火力は互角だと思われた途端にスイムは、攻撃にキレがなくなり怯え出す。その瞬間、サッカーボールと同じくらいの、水の塊の中に星が入っている。その彗星は二人の魔法を打ち消すのであった。
「二人ともここまで。私が止めなかったら怪我していたわ」
「だよね。黒」
「主の言う通りでございます。そちらの方が彼氏さんなんですね。良かったですね」
「零の彼氏ではない」
「私とは遊びだったんだね。お姉ちゃんは振られても、大好きだよ」
零は皆の前で、いつもの様に演じると、その話を聞いた彼女達、はこちらを見る。
「まだ彼氏にはなれないけど、姉としてはよろしく零姉」
「わかった。吉孝君」
そうして彼女は嬉しかったのか笑みを浮かぶ彼女を見て、微笑みかけた
「それでこちらの名前を教えてくれますか?」
「彼は、三崎吉孝君。私の大事な人」
「よろしく美保と黒」
「今日は吉孝君と精霊さんもっと強くして欲しい」
「分かりました。よろしくお願いします。お二人さん」
黒は俺等二人に挨拶をし、零に話しかけるのであった。
「主に話があります。後程宜しいでしょうか?」
「わかった。三人とも私が相手なるから全力でかかって来てね」
「零お姉ちゃんよろしくお願いします。では行きます炎帝!!(えんてい)」
赤く燃え上がる風船のような物を投げ込む。その攻撃を素手で無力化する。
「後ろか。あれ体が動かない」
「もらった。水拳」
背後を取った、俺は一撃を与えようするも、 体が動かないはずの零だったが横に移動し、俺を蹴られる。
「何故動けたのよ」
「精霊さんの魔法を、上書きし吸収した」
「そんなの…。出来るわけないわ。そんなのは、神クラス」
「あはは。神級扱いされるとは、思わなかったから照れるわね。嬉しいわ」
嬉しく照れている零、の油断中に攻撃を繰り出す。
「水星砲」
「精霊砲」
「あらゆる物を燃やし尽くし浄化する炎の名は、炎浄爆魔!!(えんじょうばくま)」
三人の中で最も強い魔法を詠唱し放つのであった。
「やったか?」
「皆残念だけど、今の皆では私の足元にも届かないから。私の少しの力を見せてあげる」
そうして零は本来
の少しの力を解放するのであった。