山賊
「なんだ。この女は…化物か」
「化物とは失礼ね。私は強く優しく可愛いお姉ちゃんを、化物扱いか。そんなに私にフルボッコされたいらしいね」
言葉使いは普段通りに思えるが、声は少し苛ついてるのがわかる。
「豪魔炎絶火!!(ごうまえんぜつか)」
その魔法で地面の、温度が上り出し地面が破裂する。
「お姉さんの言う通り、説明中に襲ったこちらが悪かった。すんません。とはいえ王子さんをただで帰らせる訳には、ならないということで戦おう」
「吉孝君は、賊達をよろしく。私はボスをやるわ」
「了解した」
俺は何処かの王子を護衛つつ、戦っていたら王子も闘いに参戦する。
「疾剣!(ウィンドウブレード)」
「私達もやろうか。賊のボスさん」
「俺の名前は、ユージ。強いお姉さんの名前を聞かせてくれないかな?」
「私は強く可愛い零よ。よろしくね」
お互いに挨拶を終え、闘いが始まるのであった。
「魔炎豪炎火!!(まえんごうえんか)」
「風烈拳!(しっぷうけん)」
相手が使った魔法は、大きな岩と同じくらいのでかさに賊達は必死に訴えるも、その声は聞こえることなく打ち込むも粉砕するのであった。
「本当に姉さんは強い。これで終わらせますかな。水氷炎風!!(すいひょうえんぷう)」
「魔法の盾」
ユージが使える技の中で最後の切札だと思われる魔法は、賊達は逃げるが、王子と俺はその二人の結果を見ていた。
「どっちが勝ったんだ」
「当然私よ」
「残念ながら俺の負けだ。姉さん見逃してくれないか?」
「この約束守るなら追わず今のところは賊達を狩らないわ。その約束はAランクかSランクの魔物を狩れる程、強くなり罪なき人間を襲わないこと。違反したら全滅しに行くわ。そう他の賊達に伝えておいて」
ユージは部下の近くに集ませて、零と握手をし、その場から立ち去るのであった。