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サ-シャは一人になると、顔を赤面させた。
(イザヤ様、最近、大胆になっているわ。)
と、思う。
頬に両手を当てて、ほぅと息をつく。
(そろそろ、三週間かしら....そろそろ月のものがきてもよさそうよね。)
と、思うも、
(足が良くならないなら、まだいいのかしら。)
と、考えた。
「何だか、イザヤ様にお会いしたいわ。」
そう口にだしてしまえば、途端に、淋しくなる。
メイが微笑みながら、言う。
「お呼びして参りますね。イザヤ様はお喜びになられますよ。」
と、嬉しそうに部屋を後にした。
暫くすると、イザヤが嬉しそうに、微笑みながらやって来る。
サーシャが無意識に手を差し出すと、満面の笑みを見せ、その手を取りキスをする。
それから、イザヤはサ-シャを抱き上げソファに座る。
「淋しかったとか。」
俯きながら、
「はい。」
と、サ-シャが答える。
そんなサ-シャに、顎に指を当てて顔を上げさせる。仄かに頬を染めているサ-シャにイザヤは口吻ける。
触れ合うだけのキスが、だんだん深くなり、サ-シャは苦しくなり、イザヤの胸元を押す。
「鼻で息をして.....」
囁くように言うと、再びキスをする。
(鼻で息を.....出来ましたわ。)
そう思いながら、サ-シャはイザヤの行動に、戸惑わず受け入れていた。
まるで、それが当たり前のように.....。