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7

サ-シャは一人になると、顔を赤面させた。

(イザヤ様、最近、大胆になっているわ。)

と、思う。

頬に両手を当てて、ほぅと息をつく。

(そろそろ、三週間かしら....そろそろ月のものがきてもよさそうよね。)

と、思うも、

(足が良くならないなら、まだいいのかしら。)

と、考えた。

「何だか、イザヤ様にお会いしたいわ。」

そう口にだしてしまえば、途端に、淋しくなる。

メイが微笑みながら、言う。

「お呼びして参りますね。イザヤ様はお喜びになられますよ。」

と、嬉しそうに部屋を後にした。


暫くすると、イザヤが嬉しそうに、微笑みながらやって来る。

サーシャが無意識に手を差し出すと、満面の笑みを見せ、その手を取りキスをする。

それから、イザヤはサ-シャを抱き上げソファに座る。

「淋しかったとか。」

俯きながら、

「はい。」

と、サ-シャが答える。

そんなサ-シャに、顎に指を当てて顔を上げさせる。仄かに頬を染めているサ-シャにイザヤは口吻ける。

触れ合うだけのキスが、だんだん深くなり、サ-シャは苦しくなり、イザヤの胸元を押す。

「鼻で息をして.....」

囁くように言うと、再びキスをする。

(鼻で息を.....出来ましたわ。)

そう思いながら、サ-シャはイザヤの行動に、戸惑わず受け入れていた。

まるで、それが当たり前のように.....。



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