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3

ベッドがギシリと揺れる。

「んっ、」

「起こしたか、サ-シャ。」

サ-シャの頬を撫でながらイザヤは蕩けるような瞳で見つめる。

「イザヤ様......私、眠ってしまいましたのね。」

サ-シャはイザヤの手に頬ずりしながら言った。それに気づいたイザヤは笑みが深くなる。

「良いことだ。早く体を癒せ。」

ふふっと笑うと

「ありがとうございます。」

サ-シャは言った。それにイザヤも笑う。

「食事を、用意させた。一緒に食べよう。」

そう言うと、イザヤはサ-シャを抱き上げた。

(恥ずかしいですわ。)

仄かに頬を染めるサ-シャに、イザヤはその頬にキスをする。

ボンっと赤面するサ-シャにイザヤは笑う。

「可愛いな、サ-シャ。」

イザヤの胸に顔を埋めたサ-シャに、食事を用意していた従者や、侍女達は、暖かい目を向けていた。

「イザヤ様、用意が調いました。それでは我々は失礼します。」

柔らかい声が聞こえる。

「ああ、ご苦労。」

イザヤの言葉に一礼して部屋から出て行く。

「恥ずかしいですわ、イザヤ様。」

まだ赤い顔を向け、サ-シャが頬を膨らます。それに対し、イザヤはまた、その頬にキスをする。

「もう、我々だけだ。食事にしよう。」

と、椅子に座らせてくれたのである。


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