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MAGICWAR  作者: Phseven
第一章
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研究No.6「準備」

さてさて…私は今から戦争へ乗り込む訳だが…

今、北部のデンケイトへの進行中に、我が軍が、後ろから奇襲にあったらしい。言い換えると不意打ちという訳だ。

私は、その失敗の修正、つまりは奇襲部隊をぶっ潰せという訳だ。

何故なんだ?

私はそこまで暇ではない。研究員としての働きを大いに見せている。それなのに、どうしてだ?

自分の軍の兵士を2人気絶させたから、その処分として何かさせられることはわかる。せいぜい、何かを運んだり、掃除をさせられるだけだろうと考えていた矢先に…

私は戦闘員では無いんだぞ?ただの研究員だ。しかも、よりにもよって奇襲部隊の壊滅。ただ、相手が犯したミスを、私が直せという無茶苦茶なことを言われてることと同じだ。

「今から戦闘準備、配置へ向かう」

非常にムカつく。我が軍は、何時もそうだ。油断大敵すぎる。前に、私が見つけた軍隊だって、奇襲作戦のものだった。私の毒で1人残らず消したつもりだったが、数名ほど生き残っていたらしい。

後遺症は、でかかったらしいけど。

しかし、目が見えなくとも、手や足が動かなくとも、言葉は誰にでも発せれる最大限の情報ツールだ。

奇襲作戦で乗り込み、相手の陣地を壊滅…

とても卑怯だが、戦争となれば仕方ないことだ。

だが、同じことを2度も食らう奴がいるとは…

一度犯した失敗は、初めてのことを成す、という理由で許されるだろう…


2回目はどうだ?それは初めての理由となるのか?同じことをまた、もう一度やってのけたのだぞ?しかも、言い訳は同じ。となるとこれは自分のミス。理由は2度も同じことは使えない。


理由が無ければ、ただのミス。


相手のミスというのは、相手自身が分かる訳なのに私に対応させ、解決させる。こんなクソシステム誰も受付はしないだろ。自分のミスは自分で直すべきだ。

それなのに、私と他数十名の兵士で何とかしろと…

しかも、今回の隊長はオーム大佐と来た。

あまり顔見知りとは、やりたくないのだがな…

「ヒガン兵長、今回は私の舞台に配属されることを大歓迎する」

「非常にありがたき幸せ、今回も全力を尽くして、部隊の壊滅へ挑みます」

「やる気がある事は良い事だ」

本当はこんなクソみたいな作戦には参加したくないんだけどな。これが仕方なくってやつか…

「ヒガン兵長、我々が成す任務は、奇襲部隊の壊滅。現場に直ぐに乗り込むものだ。奇襲と言うだけあって、部隊数、特定の兵士と情報は完全にわからない状態での戦闘となる」

「非常に厄介で、非常に苦しい戦闘となる。ヒガン兵長、今回配属された理由だが話している暇はないが察してくれ」

はいはい、そう言うことですか。

「今から移動に移る。警戒を怠るな!」

さてさて…パーティーの時間だ。

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