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MAGICWAR  作者: Phseven
第一章
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研究No.4「感覚」

霧というものは視力が悪い人と同じ様な状態である。細かくは見えないが「形」のみ分かる状態の事だ。捜し物を探す時には非常に不便だ。しかし、手の感触、温度、匂いでの判別で可能であるが、ここにはさらに「毒」が追加されている。まず、手の感触は皮膚をさらけ出すと謎の炎症が起きる。それは痒みと痛みを持つ厄介なものだ。あいにく、治療法は見つかってるから良いとしよう。次に温度、これは、霧状態である為に温度がとても低い。それに加え、毒が存在するため生き物もいないと言う訳だ。非常に憎いものだよ。最後に匂いだ。霧は水分上で出来ており、水分が甘さや焦げ臭さなどを吸収するので匂いを感じることが出来ない。しかも、毒が嗅覚の能力を低下させてしまう。非常に困る。

毒の霧が人気が無いのもわかる。こういった副作用的な作用を感じさせるのは人間として嫌なものだろう。私が知っている話では、ある病原菌の対抗策として作られた薬の副作用が嫌で薬を受け付けるのを拒否したものが多いと聞いた。人はある程度の情報は信じやすい。では、ある程度とは?主に、公開された時だ。人は情報機器というのを、とても重宝にしている。それが嘘であれ、真実であれ、大きく情報を出してしまうだけで、ほとんどの人間が、嘘であれ、真実であれ、現実で起きていると信じてしまう。全く面白い話だ。人間とは、こんなにも騙されやすいものだったとはね。私も人間の1人だ。だから、めんどくさい。重要な情報でも、暇つぶしとして得た情報でも、それが嘘であるなら嘘である。自分で知らないと意味が無い。情報とは、本当にめんどくさいものだよ。

さてさて、私がお探しのものは見つけた。こうやって、独り言のように世の中を語るのも、悪くは無い。時間潰しにもなるし、思考力が上がる。何も自分が辛いようには考えなくていいからな。

帰るか…

私は荷物をまとめ、この世に対して愚痴を言って帰った。

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