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MAGICWAR  作者: Phseven
第一章
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研究No.2「後悔」

飲みかけのコーヒーを手に取り中途半端に終わった実験を再開する。

「香りが無い方が毒としては良いだろうな…」

コーヒーと混ざって臭う刺激臭はたまったものでは無かった。

「今回も失敗かな…」


「こちら、ポイズン。応答を願う。」

「こちら、G7。ポイズンどうした?」

「こちら、ポイズン。私が用意した毒を使っての作戦を結構した。こちらの情報には無い敵であったため緊急戦闘としての戦いとして認識してもらいたい。どうぞ」

「こちら、G7。敵の人数は?どうぞ、ポイズン」

「こちら、ポイズン。ざっと数えて100辺りだ、どうぞ」

「こちら、G7。了解」

なかなかにキツい仕事だった。1人で100人を相手にするのは死ねと言われるのと同じだ。たまたま私の毒が気体型であり、吸い込むと視力を失う毒だったから戦えた。しかし、情報が無いとは辛いものだ。何をしてくるか分からない、それは1番怖いことだからな。

「逃げたとしても毒をくらったのであれば生きることも出来ないだろう。ここは戦場。視力無しでは何も出来まい」

あーすごい楽しい。こんな楽しいことはあるのか。想像だけで充分楽しめる。毒をくらって弱ったところを叩く卑怯だがここではルールなんぞ無い。(あるのだがな)

だが、今回はMPを消費しすぎた。空間魔法と飛行魔法順番を間違えれば何も出来ずに終わっていた。重ねて使うことに倍率がかかる…なかなか面白いサイクルだが、少し頭を使わなければならないのが欠点だ。

「飛行魔法解除」

ここで飛行しているといつ撃たれるか分からない。地上で影を利用し、本部へ戻るのが良い方法だろう。


そう考えると戦闘面で評価されるな…

記憶を辿りなぜ自分は昇級出来たのかを考えていた。

「しかし、毒魔法も使う場合飛行魔法は不可能と見た…」

飛行魔法は消耗が激しい、だから序盤に使うのは基本であった。だが、空間を遮る空間魔法も、消耗が多いどちらにせよ、消耗が激しい魔法を使ったのだから、どちらが先でどちらが後でと考える余地は無い。今考えるのは、なぜ手持ちの毒を使ったのかだ。研究実験として使ったのは良いとしても数には限りがある。応用を進めようとしたが毒が無い。使いすぎたのだ。

「毒魔法を使っていればァァァァ!!!」

過去の私を後悔する。

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