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プロローグ
ある日俺は死んだ
目が覚めたらファンタジーな世界に転生していた。
何故俺がファンタジーな世界という判断に至ったかというと生活の一部に魔法が使われていたからだ。
この世界には家電というものが存在しない。
だが魔法を使うことによりそれに近いものが存在してたりする。
冷蔵庫もどきがいい例だろう。冷蔵庫もどきは魔法を介さなければ只の箱なのだが
冷却の魔法と持続の魔法をかけることにより保冷の機能を保つことが出来るらしい。
らしいというのは本に書いてあったからである。
ここでこの世界で暮らす俺の自己紹介でもしておこう。
ユーリア・シュナイダー。そう俺の名前だ。
前世という認識でいいのか分からないが死ぬ前までは生粋の日本人であった俺だが、目が覚めたときに見たものといえばニコニコ笑う金髪の女性と傍らで微笑む銀髪の男性だった。
状況からしてこの2人が両親なんだなぁというのはあまり頭がよくない俺でも分かった。
だってなんか俺自身が小さかったし!