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英単語の頭文字であいうえお小説

dust【名】【ほこり】であいうえお小説

作者: 知美

dust【名】【ほこり】であいうえお小説


derby【名】【競技大会】:競技大会がついに始まった。私は校庭の隅の方でビクビクしていた。だって、私は運動が苦手。だから、競技大会は好きじゃない。でも、私のクラスメイト達は、運動が得意な人たちが多くて、盛り上がっていた。きっと、私は、この球技大会では、


unserviceable【形】【役に立たない】:役に立たない。だからこうして、校庭の隅の方で隠れているのに、クラスメイト達に見つかってしまった。

「いた、探したんだよ。四月朔日わたぬきさん」

「えっ……」

 役に立たない、私の事を探す意味がわからない。でも、見つかってしまったのだから、行くしかない。私はクラスメイト達に連れられ、私のクラスメイト達がいる場所に連れていかれた。

「ほらっ、これもって、応援しててね」

 渡されたのは黄色いポンポン。私が、それをみて固まっていると、クラスメイトの1人がこう言ってきた。

「四月朔日さんの声で応援されると気合入るから、応援よろしく」

 その言葉を聞いた、私は、驚いた。私の声は小さい方なのに、気合がはいるとはどいう事だと、頭の中ではてなマークが浮かんでいると、こんな声が聞こえてきた。

「四月朔日さんの声って、案外遠くまで聞こえるんだよ。それに、時たま大きい声も出るのオレ達知ってるし」

 そういって、ニカっと笑う男子たちの笑顔がまぶしい。

「だから、応援よろしく」

 女子たちも肯定してくれている。それが、嬉しいのと、恥ずかしいのと様々な感情が入り交じり、私は照れ臭くなる。それと同時に、私の事をキチンと見ていてくれていたことがわかり、嬉しくなった。だって、私のクラスメイト達は、私の


situation【名】【立場】:立場をわかっていてくれた。その事が嬉しくて、そして、情けなくて涙が出そうになる。今まで、私の事をこんな風に言ってくれた人はいなかった。久しぶりに


touch【動】【触れる】:触れるやさしさ。それが嬉しくて、涙が一筋零れた。それを見た、クラスメイトの一人が涙を拭ってくれた。

「まだ泣くのは早いよ。泣くのは優勝した時、ね」

 涙声で頷く私。

「それじゃあ、行ってくるな」

 競技にでるクラスメイト達が離れていく。残された私と、クラスメイト達が応援する。

「がんばれー!」

 応援しているクラスメイト、競技にでるクラスメイトの笑顔が私には太陽のように感じた。


読んで頂きありがとうございました。


英単語のdustから短い小説を書いてみました。インスピレーションに従って書くのは楽しいですね。

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