059 私、嫌々いる戦場から早く戻りたい
はぁ、もうじき魔王戦だというのに私は何で戦場になんて出なくてはいけないんでしょうか。
それもこれも、ヒト族とエルフ族のドアホが空気を読まずに攻め込もうとして来たからです。
はい、万死に値しますね。
私にとって魔王将棋以外は全て些事だというのに。
しかも、伝説の勇者リューン様と四神獣の海龍様までいるじゃ無いですか。
ほんと空気呼んでくださいよ。
対戦相手である3執事のコウ様は今も特訓しているというのに。
はぁ、憂鬱です。
まぁ、ダイキくんに大剣も託されちゃったし、そもそも国がなくなったらタイトルどころじゃ無いですし、仕方ないです。
やっぱり悪いのはヒト族とエルフ族のドアホですね。
しかし、勇者リューン様はマジで化物ですね。あっという間に魔素安定石の結界を破り、こっちのダミー兵の大半を吹き飛ばしました。
ですが、解析が出来てしまえばこっちのものです。
と、思っていたのですが、中々結果が届きません。上手くいかなかったのでしょうか。
そう思っているうちに今度は海龍様が前に出て来て何やら唱え始めました。
あ、これはヤバイです。
「全隊防御陣形! すぐに結界を!」
「「「「「は!!!!!」」」」」
私は切り替えて、防御陣形を敷きました。
けど、これはマズイです。
この時、室長から連絡が入りました。
『アイル様申し訳無いであります。解析には時間が掛かっております。ですが、そちらの結界石は現状の情報を元にアップデート下であります。結界の強化は可能であります』
でかしましたよ、室長!
「結界石による結界を重展開!」
「「「「「は!!!!!」」」」」
何とか海龍様の技の発動前に結界の重ね掛けが出来ました。
『<絶対なる大海の一噛>!!!』
これは結界があるとはいえ、正直かなり怖かったです。
ここだけの話、少しお股が……。
ほんと凄い攻撃だったんですよ! 完全に地形が変わってますからね!
すると、3執事のお3方が勇者リューン様と海龍様の前に姿を表しました。
あ、コウ様もいます。なら、タイトル戦に向けてはお互い訓練出来ない訳ですね。
私は少しやる気になりました。
3執事のお3方が勇者リューン様と海龍様を相手取ってくれそうですので、私達はそれ以外を受け持てば良い訳ですね。
いや〜、元凶のヒト族とエルフ族のドアホを直々にシメられるのはいいですね。
特にあのエルフの女。
見ているだけで腹が立ってきます。
向こうの残りは勇者3人とエルフの女、あとは隊長クラスで合わせて20くらいですね。
勇者3人は旧魔王のお2人とドラゴニュート最強のドサさんに任せて、残りは王下16剣と亜人部隊に任せましょう。
エルフの女は私がシメてあげましょうか。
騎士団と魔術団は更なる状況の変化に備えて待機でいいでしょう。
さぁやりますよ。私はとっとと魔王将棋の特訓に戻りたいんで。
頭で駒が盤を打つ音を響かせ、私はゆっくりと動き始めました。
あの女シメたら戻っていいかな? ダメかな?
とにかくまずはあの女をシメてからですね。
こうして戦場は第2局面に移ったのです。
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