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詩、あるいは詞

赤裸々

作者: 志賀飛介

赤裸々な言葉を書きたくて

パソコンを開いてみるけれど

結局ひねくれたことばかり

ぼかして書いてしまうのだ


素直な気持ちはどこへやら

核心はいつも見せぬまま

そんな詩ばかりが増えていく

否定されるのが怖いだけ


詩なんか書いたって痛いだけだ

そのうち恥ずかしい過去になるんだ

良かったことと言えば

キーを叩くのが速くなったこと


赤裸々がいいなぁ

赤裸々になりたいなぁ

赤裸々な言葉で

何かを伝えてみたいなぁ


赤裸々な言葉を言いたいが

いざ人を目の前にすると

途端に頭が真っ白に

何も浮かばなくなる


格好つけたこと言いながら

結局やってるのは人と同じ

良かったことと言えば

上手い言い訳を見つけたこと


赤裸々がいいなぁ

赤裸々でありたいなぁ

赤裸々な言葉を

誰かに届けてみたいなぁ


ありふれた言葉しか出てこないよ

心の話とか孤独のこととか

他人と違うように見せたくて

変に小難しいことばかり書いてみる

そんな風になってしまうなら


赤裸々がいいなぁ

赤裸々になりたいなぁ

赤裸々な言葉で

何かを伝えてみたいなぁ


赤裸々がいいなぁ

赤裸々でありたいなぁ

赤裸々な言葉を

誰かに届けてみたいなぁ


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