第48話 俺のレベルは一般冒険者みたいだ
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『テツ・・ありがとう。 そう言ってもらえると救われるよ』
アニム王が言う。
口には出せなかったが、俺は感動していた。
『で、テツ。 何か用があったのではなかったのかね?』
そうだ、いろいろあるのだが、スライムと電気のことを聞こうと思った。
エネルギーってやはり必要だろう。
・・・
・・
俺は子供がスライムをテイムできたこと、そして冷蔵庫などの電源の確保にはどうすればよいのか聞いてみた。
『なるほど・・まずはスライムだがテイムできたんだね。 スライムは神の遣いとも悪魔の遣いとも呼ばれたりしているね』
アニム王が説明してくれる。
神と悪魔?
どういうことだ?
『何故かといえば、調査していてもよくわからないことが多いんだ。 でも、どの集落や街でもスライムは必ずテイムされていたよ。 生活廃材の処理や水を浄化するのに役立つからね。 また、極端に魔素が増えているところなんかでは、自然と発生してその原因を食べていたね。 世界の均衡を保つものということで落ち着いている。 それだけではないこともあるのだが、まぁ問題ないだろう』
『そうですか、ありがとうございます』
なるほど、勉強になるな。
アニム王は説明を続ける。
『さて、次にエネルギーの確保だね。 これは生産職の人がいれば簡単なことだよ。 生産職の人に、エネルギーの発生するイメージを込めてもらい、箱か何かの適当な大きさのものを作ってもらう。 それに魔石を入れておけばエネルギーが得られるよ。 ただ、生産職の人がまだこの星ではいないのではないかい?』
アニム王、それが都合よくいるのですよ。
心の声です、はい。
『いえ、私の家族に生産職が一人います』
『そうか、では問題ないね』
あ、自分たちのレベルも聞いておこう。
『アニム王、レベルやスキルのことも伺いたいのですが、まだ時間は大丈夫ですか?』
『問題ないよ。 レベルだね。 今、テツはレベルいくつかな?』
『はい、私は今レベル15になりました』
アニム王は少し考え、答える。
『そうか・・それはすごいね。 まだ私が転移してきて、それほど時間は経過していないだろうに。 レベルだが、今のテツ辺りだと一般の冒険者だね』
アニム王はレベルの大体の基準を教えてくれた。
レベル25辺りからベテラン。
レベル35辺りから一流と呼ばれたりする。
レベル40を超えてくると、S級とか英雄クラスになるそうだ。
レベル50も超えてると勇者か伝説になるらしいが、そこまで到達するまでに大体寿命が来るみたいで、なかなか存在しないらしい。
スキルは、神の気まぐれというか、職や個人に合わせて勝手に取得されるみという。
また、数に制限があり、統廃合しながら調整するようだ。
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