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第31話 やっぱ生産職になりてぇ!

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

感謝です。


家に到着すると10時40分だった。

30分も買い物してたのか。

移動は秒単位なんだがな。

じいちゃんが、新しいものを作っていたようだ。

颯の武器と凛の武器のようだ。

武器といっても、颯は片手ハンマー、凛は魔法ステッキ。

・・・

まぁ、おもちゃみたいなものだな。

それだけで、またもじいちゃんダウン寸前らしい。

どれだけ全力で打ったんだ?

ただ、凛は大喜びでステッキを振りまわっていた。

やっぱ、孫には弱いな、じいちゃん。

俺が帰ってくるなり、真っ先に出迎えてくれてステッキの自慢をする。

嫁なんて、おかえりの一言も聞いたことないぞ。

「おかえりパパ。 見て見て、これ何かわかる? 凛のだよぉ。 何と思う? えっとね・・魔法ステッキ! じいちゃんが作ってくれたんだ」

目をキラキラさせながら一生懸命に説明してくれる。

うん、うん、それを見ているだけで俺は満足だ。

じいちゃんもか。


それよりも、嫁と凛がついにレベル5になっていたようだ。

嫁も自分の職業が選べるということでご機嫌だ。

・・何もしてないでしょ、あんた。

ただ、どの職業を選ぶか、俺たちが買い物から帰ってくるのを待っていたという。

その待ち時間に対して嫁から愚痴を言われた。

たった30分だろう。

ムカつく!


ま、それは置いておいて気持ちを切り替えよう。

嫁と凛の職業は、やはりそれぞれ違うようだ。

嫁は、戦士、魔法使い、僧侶、アーチャー。

凛は、戦士、魔法使い。

凛は2つだけか。

嫁のアーチャーって、何?

俺の場合、弓使いだったぞ。


聞くと、嫁は高校の時に少しだけアーチェリーをやったことがあるらしい。

そんなの知らなかったぞ。

俺なんて弓道もやったことないけど。

禅とか、そんな本は結構好きで読んでたな・・それが反映されてるのか?

まぁいいや。


凛は当然といえば当然かな。

魔法使いを選択。

魔法ステッキをもらって喜んでいたしな。

嫁は、俺的には僧侶でもいいかなって思ったが、ばあちゃんがいるんだからとかで、アーチャーを選択。

お前なぁ・・戦闘に参加できるのか?

嫁とは一緒に行動したくないけど。

心の声です、はい。


凛は魔法が使えるということで、早速練習。

テレビのイメージのまま使おうとしていた。

使える魔法はファイアとウインドショット。

「パパ、行っくよぉ!」

俺が実験台らしい。

・・・

風の塊だろう。

少し空間が屈折したような塊が飛んできて、結構痛い。

ファイアはこれまた火の塊が飛んでくる。

これも当たると痛いし、熱い。

凛のイメージなんだろうな。

5つもレベル差があっても少しは痛い。

ダメージも少しはあるようだ。

まぁ、このレベル差のために実験台にならされたのだが。

みんな笑ってばっかりだな。

お前ら、やってみろ!

絶対痛いぞ。


テツ(42):てつLv10 (忍者)

長男(14):ゆうLv6  (盗賊)

次男(9):はやてLv6 (テイマー)

長女(6):りんLv5  (魔法使い)

嫁(35) :あずさLv5 (アーチャー)

じいじ(71):あきらLv6 (鍛冶屋)

ばあば(71):しのぶLv6 (僧侶)


さて、飲み物を飲んでからまた狩りに行こうと思う。

その繰り返しで強くなっていかないとダメだろう。

地味だが、仕方ない。

・・・

あ、そうだ。

じいちゃんに作ってもらおうと考えていたものがあったんだ。

フラフラだな・・大丈夫か?

「じいちゃん。 作ってほしいものがあるんだけど、大丈夫?」

じいちゃんは仰向けになりながら聞いてくれた。


「今すぐは無理だろうけど、回復したら指輪を作ってほしいんだ。 こう・・成長するって・・わからないか」

う~ん・・どう説明すればいいんだろう?

やっぱ、俺が鍛冶職につきたい。

でも、無理だしな。

少し考えてみた。

・・・

成長を加速させる指輪が欲しい。

う~ん・・イメージを伝えるのは難しいな。

結局、単純に経験値が倍増えるようなイメージで作ってもらえるように頼んでおいた。


さて、優はさっきばあちゃんのところで水分補給してたようだが。

って、ご飯食べてるのか?

余裕だな、おい。


最後までお読みいただきありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

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