仮面をコロコロ変える!?
私は、子供の頃から両親に言われ続けてきた事がある!
『お前は! なんてブスなんだ~! 誰に似たのか?』
『お前、本当に俺の子か??』
『なんで! アンタだけこんなにブスなのかしらね?』
私は、3姉妹の真ん中なのだけど。
長女と末っ子は、、、可愛いのに...。
何故か、、、? 私だけ不細工なのでずっと【ブスのレッテルを張られている】
▼
家でも、家族に【ブス】と言われ、学校でも同じだった。
『なんでお前は、そんなにブスなんだ~!』
『お前の、姉ちゃんも妹も可愛いのに、、、お前だけ! ブスだな~!』
『どうして...? お前だけブスなんだよ~!』
...毎日、家でも学校でもイジメられていた。
だから、、、私は大人になったら......?
『整形』しようと決めていた!
...この顔を変えたかったからだ!
▽
そして、私は大人になった。
私の名前は 『北島 小夏』22歳、仕事は整形外科の受付をしている。
コツコツ貯めてきたお金で、一番初めに整形したのは、、、。
腫れぼったい目元だった。
『一重をパッチリ二重にした』
▼
整形後...。
私は、友達の飲み会に参加した。
今までなら、絶対に一度も行かなかった場所に行くことにした。
そこには、数人男性がいた。
そうすると......?
生まれて初めて、、、男性から言われた言葉。
『小夏ちゃんって! めちゃめちゃ可愛いね!』
『俺もそう思った! 可愛いよ~小夏!』
私は、嬉しくてにやにやしていたと思う。
『可愛い』と言う言葉が快感になった。
こんなに嬉しい言葉はないと思うぐらい、本当に嬉しかった。
...帰りぎわ、一人の男性が私に連絡を教えてほしいと行ってきたが、、、。
生まれて初めての事なので、、、断ってしまった。
▽
その後も、、、こんなに変われるならと思い、整形を繰り返した。
鼻にシリコンや歯の整形、顎の骨を削ったり、顔の皮膚を伸ばすために
メスを入れたりといろいろ。
▼
はじめのうちは、、、積極的に男性が来ると言われれば行くようにしていたし
そこにきていた男性からも、、、。
『小夏ちゃん! 可愛いね!』
『美人さんだね! 小夏ちゃん!』
...とか言われていたのに......。
だんだんと言われなくなる。
▽
ある時、飲み会に参加すると......?
一人の男性からこんな事を言われる。
『小夏ちゃんさ~! 【整形】してるでしょ?』
『俺も! そうかな~と思ってたんだけど...? やっぱりそうなんだ!』
『顔を整形してるの? わかるよ~! ヤリ過ぎじゃない!?』
『整形しすぎて! ちょっと怖いよ!』
...私はそう言われて、慌てて逃げるように家に帰った。
▼
また、あの時と同じだ!
子供の頃にみんなに 『ブース! ブース! ブース!』と言われていた事を
思い出した。
せっかく、キレイな顔に生まれ変わりたいと思って! 整形したのに.......。
『これじゃ、また一緒じゃない!?』
...そんな風に思っていた。
▽
その時の私は、もう自棄になっていた!
『どうにでもなれ! どうせキレイになれないなら...? 整形をこのまま
繰り返そうと思った。』
▼
【それが失敗だった!】
今の私は、元の原形がない!
子供の時の私より、今の私の方が醜い!!!
『私は誰なのだろう?』
『私は整形を繰り返して、何になったのか?』
『本当は、どうしたかったんだろう?』
...今では、後悔しても元の顔には戻らない!
今が一番生きることが辛い!
整形は心まで変えられない!
一瞬、、、いい夢を見るだけ!
『整形は、、、私の転落人生の始まりだった!』
最後までお読みいただきありがとうございます。




