狂愛
ども。お久しぶりです。
筋肉質な人の数値ってこんな感じでいいんですかね……?
もっと体重重いのかな?自分がやせすぎてて分かんないんですが、おかしいとこあったら感想欄にお願いします。見やすくするために数値は漢数字ではありません。ご了承をお願い致します。
でわ、第8話をどぞ!
名前は時代門宗明、年齢は19歳。
身長178.5㎝、体重68.8㎏、体脂肪率9%。
中肉中背で顔は童顔寄り、高校までで告白された人数は3人。実際は26人。
私の妨害もあって3人で済んだ。
アハハハハハハ……。あなたに振り向いてもらうまで私頑張るからね…?
はっ!!
ごめんね少し取り乱しちゃった。
あなたと同じ大学に来て、教授に交渉して同じゼミに入れたんだもの。
もっともっと近づかないと……。
って考えてたら視界が真っ白になった。
「ちょっ!!」
目が慣れてきたころには女神と名乗る者がいた。
悪魔退治をしてほしいとのことだった。
よくある小説の異世界転移だろう。私には関係ない。私には宗明君さえいればいいの。
女神というものから能力を貰い、王城に再転移したけど私はそんなことに参加する気はない。
転移したのは大体夕方ぐらいだった。部屋を割り当てられ夕食まで部屋を出るな、らしい。
何様なんだか……あ、王様か。敬うことはないけどね。
意図しない問題が起きた。
私の宗明君が食堂に来ない。召喚した記念すべき日ということで王様たちとの会食らしいが、私の宗明君がいないのならここにいる意味はない。
でも、席には着いてしまったし……このまま進めることになった。
王様たちの話はつまらないことばかりだった。
曰く、悪魔が進行してきている。
曰く、悪魔王がどんな悪行をしている。
曰く、どんな能力か知りたいから明日鑑定器にて調査する。
曰く、私たちと繋がりを持ちたいので結婚がどうとか。血痕にしたろか。
こういうことを建前を含み遠回しに言ってくる。
自分より上の立場にいる人の話って世界が違っても変わらないようだね。
日付が変わり、能力把握の時がやってきた。
私は最初から五番目に行った。
普通にスルーされたところを見るとそんなに強くはないんだろう。
要は使い方だというのに……。宗明君の言葉を借りるなら「アホめ」というやつだ。
まあ向こうが油断してくれるならそれに越したことはない。
私は西谷のように戦い参加側ではない。
ゆっくり宗明君を見て、追って、告白して、付き合えばいいだけだから。
そんな戦いに参加するつもりはない。
あっ!!宗明君の番だ!!
はぁ…。かっこいいなあ……。
あの瞳、髪、腕の筋肉、姿勢、何をとっても完璧なの……。
私がそんなことを考えていると結果が出たみたい。
え……?
何それ……?
何で私の宗明君が捕まえられなきゃならないの……?
ねぇ…?
何デ……?
西谷も参加してるし、意味わかんない。
私が守ってあげなきゃ…。
でも、周りの兵の気に当てられているのか足が動かない。
膠着状態が続き、どれだけの時間が経っただろうか。
一分、十分、はたまた十秒も経ってないのかもしれない。
すると宗明君は両手を上げて口を開いた。
「はぁ、こうしていても意味がない。捕まってやるよ」
な、なんで?そんなこと言うの?
捕まる意味ないじゃん。
頭で疑問を浮かべていても口も動かないし体も動かない。
私の思いとは別に宗明君が連れていかれる。
待ってよ。
待って……。
マッテ……。
モウ一人ニシナイデ……。
……ナイ。
許サナイ。
ココニイル人間全員ニッ――後ロッ!?
「耐えて下さい。ここで問題を起こすのは計画通りいかないので」
「だっ――」
「騒ぎを起こさないでください。宗明様をお助けしたいでしょう?今は耐えてください」
「っ!!……分かったわ。あなた…宗明君のお付きの……」
「只のメイドです。先ほど言いましたが今は耐えてください。あの方を助けるにはあなたの力が必要です」
「どうするの?」
「後ほどお伝えします」
「今は?」
「待機です。このまま各英雄方が部屋に戻るまで」
「むぅ…」
この女も宗明君のこと狙ってるのかしら……?
それだとしたら防がないとだけど、今は仕方ないわね。
「分かった」
「賢明です」
絶対助けるからね…。
私の宗明君……。
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