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俺が悪魔王になるまで  作者: 景鱗
7/12

始まり

遅れてすんません……。リアルが忙しくて書けませんでした。

今日から頑張って投稿します…。不定期ですが……。

でわ、第7話をどぞ!


 英雄(笑)が鑑定器に行った結果がこれだ。




◇◆◇


名前:西谷優斗

能力:光神剣・鼓舞の魂・上級剣術・魔力操作

加護:女神ファルナ


◇◆◇



 ………。


 少なくね……?


 いや、能力自体がチートということもある。油断大敵だ。


 危ない危ない……。騙されるところだった。


 ん?


 宰相が目を丸くしている。王もだ。

 やはりチートの能力でもあったんだろう。




「なんということだ……」


「これは……」


「ど、どうしたんですか…?結構チートだと思うんですが……」




 自分でチートって言うのか……。いや俺もあんまり変わらないが……。

 『光神剣』と『鼓舞の魂』に『鑑定』を使う。




■■


能力名:光神剣

解析:女神ファルナの加護が付与されいる光を纏いし剣。全ての種類の悪魔に効果があり、悪魔の類なら消滅させる効果を持つ。しかし持ち手によっては只の光を発する鈍らと化す。

効果:身体能力向上・消滅(浄化ではないので注意)


能力名:鼓舞の魂

解析:所有者が味方するもの全てに上昇傾向のある付与を行う。範囲は味方。

効果:身体能力向上付与・聖属性付与・士気向上


■■




 なかなか強いんじゃないか……?


 特に『鼓舞の魂』は戦場で使用すれば軍全てに付与可能となるわけだ。


 強くね……?




「「期待しておりますぞ!!英雄殿!!」」


「は、はい」


「『光神剣』は選ばれた英雄にしか与えられない能力で、『鼓舞の魂』は我が国の戦士長が持つ『士気向上』の上位互換なのです!!」


「そうなんですか」


「これでもう勝ったも同然ですな!!」


「どんどん行きましょうぞ!!」




 アホめ。


 そんなことで勝てたら俺たち全員がいる意味なんぞないだろうが。

 全員は参加しないが……。




「次はどの方が行きますかな?」


「じゃ、じゃあ私が……」




 手を上げたのは城本奏美だ。

 恐る恐る水晶に手を置く。




◇◆◇


名前:城本奏美

能力:結界陣・神巫女・自己回復・身体能力向上

加護:女神ファルナ


◇◆◇




 ほう……?


 『巫女』の名に連ねる者か。


 『巫女』とは寺や神社にいるような【表】の類ではなく【裏】で祭祀を主に行う家系の表す言葉だ。元は生贄の一族とも言われており、妖怪や災厄の対抗手段として考えられてきた。今でもその風習が抜けず行われている村もあると聞く。


 しかもその上位互換である『神巫女』とはな…。

 降霊が可能ということか。人は見かけによらないな。


 『結界陣』は方陣を書き発動させることによりありとあらゆる効果を(もたら)すことができるらしい。本来は守護のためだったはず……。

 というのも親父に聞いただけだから詳しくは知らない。一応『鑑定』だな。




■■


能力名:結界陣

解析:特定の文字を使うことにより空中だろうが水の上だろうが方陣を書くことが可能。その方陣によって色々な効果を齎すことができる。悪魔の浄化も可能であり、有名な偉人では安倍晴明。中には島そのものを結界陣の中に入れ八百年間平和が訪れたという事例もある。

効果:結界・陣生成


■■




 これ、えげつなくないか…?


 書く文字によってということは地震を起こそうが天気を変えようが自由ということになる。悪魔退治のためだけにこんな能力を与えていいのか?

 いや、安倍晴明とかいるけど空想上じゃなかったのか……?




「これは!!」


「こんなことがあるのか…」


「あ、あのう……」


「ああ、すまなかったな。お主の能力は絶大な効果を持つのだ」


「取り乱して申し訳ございません」


「は、はい」


「どんどん参りましょう!」






 この後もどんどん鑑定が終わっていく。そこまで突出した者は多くはなかったが使いようによっては強くなるだろう。


 そんなこんなで俺の番が回ってきた。


 他の奴と同じように水晶へ手をかざす。




◇◆◇


名前:時代門宗明

能力:門・格闘術・自己身体回復

加護:女神ファルナ


◇◆◇




 隠蔽させた俺のステータスが水晶に映る。ちゃんと隠蔽しているようで良かった。

 鑑定器には隠蔽が効かないなんてことになったら悲惨だからな。


 ん?

 周りの様子がおかしい。どうした?なんかおかしなとこでもあったか?




「……ろ」


「は?」


「この者をひっ捕らえろぉぉぉ!!」


「………………はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」




 周りはパニック。それでも兵士は俺を捕まえるべく命令通りに槍や剣を向ける。

 俺らもパニック。兵士に紛れて英雄(笑)が俺に剣を向ける。



 何してんだお前……。



「おとなしく捕まってくれないかな?時代門(じだいもん)君」




 俺は時代門(ときかど)な。




「あ?ナメてんのか?」


「何が起きたかはわからないが、ここは穏便に済ませよう。だから捕まってくれ」


「訳が分からん。おい、英雄(笑)(かっこ笑)せめて日本語を話せ」


「なっ!!え、英雄である僕に向かって!!」


「俺も英雄だ」


「っ!君のような奴が英雄なわけがないだろう!!王様も捕まえろと言っているじゃないか!!」


「それだ。そこがおかしいことに気づけ。何故捕まえられなければならない?」


「そんなものは後からでいいだろう!」


「アホめ。日本でも逮捕状がなければできなかっただろうが…。俺を捕まえるための証拠を持ってこい」


「ここは日本じゃない!!」


「知ってるわ……。こいつと話すと精神的に持ってかれるな……」


「何だと!?」


「はぁ……」
















 どうしてこうなった……。


誤字脱字や矛盾点などが見つかりましたらどんどんお願いします。

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