膝枕
明けましておめでとうございます。新しい小説といった割には投稿が遅れています。
すんません。
でわ、第5話をどぞ!
重い瞼を上げる。
俺はいったい何をしていた……?
確か……。そうだ!能力の把握を行っていて倒れたのか?
「お目覚めですか?」
あれ?時雨さんの声?どっから?
そういやさっきから頭に当たっているこの枕は?俺の枕こんないいものじゃなかった…はず……?
「起きて早々セクハラですか…」
「へ?」
俺が寝ていた場所は時雨さんの太ももの上だった。
絶賛膝枕中の時雨さんだったようだ。
「うあ!?す、すまん!!」
「いえ、別に。こちらもやりたくてやったので」
あれ?俺が倒れた時時雨さんはいなかったと思うけど……?
介抱してくれたのか?でも何で膝枕?
「……様。…宗明様。よろしいですか?」
「はい!?」
「宗明様。もう一度この状況をご説明致します。よく聞いておいて下さい」
「は、はい」
「ご夕食のお声がけに宗明様のお部屋を訪ねた私は驚きました。部屋の中央で倒れてらっしゃったのですから……。私は症状をすぐさま診て魔欠症だと判断致しました。魔欠症とは魔法や魔術を限界まで使用したときになるものです。酷ければそれで命を落とすものも少なくありません。この行為は命を引き換えに総魔力を伸ばすものでもあります。それ故死亡者が多いのです。宗明様はまだ軽い方でしたので休息をとるように膝枕をさせて頂きました」
「な、なるほど……」
俺死ぬとこだったのか?しっかし、俺の能力発動できなくね?魔力の使い過ぎもあるが、根本的には総魔力とやらが足りてないところを見ると、何回かこれを行う必要がある。まあ追々対策するとしよう。
「ご夕食は断りました。代わりにお夜食を用意しております。しばしお待ちを」
「あ、ありがとう」
「いえ、これが私の仕事ですので」
そう言って時雨さんは部屋の外に出ていく。
この機会にステータスの確認を行う。
◇◆◇
名前:時代門宗明
能力:門・代償交換・時代門流武術[師範代]・潜遁・鑑定・格闘術・隠蔽・気絶耐性・総魔力上昇・魔力操作・魔眼・仙眼
加護:女神ファルナ・邪神ファルス・双神の寵愛
◇◆◇
お、なんか増えてる。部屋で暇潰しにやっていたことだろう。
儲けもんだな。英雄とやらは能力獲得しやすくできているのかもしれない。
ここら辺も要検討だな。
そんなことをしている間に時雨さんが料理をもって入ってきた。
フランス料理のような感じだ。どれもこれもおいしく頂いた。
明日は能力把握のため早起きだそうだ。隠せるものは隠して魔力の回復も加えて早く寝る。
あいつらはどんな能力を持ってんのかな?
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