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俺が悪魔王になるまで  作者: 景鱗
11/12

異人『国落とし』

遅れてすいません。

データ消去から四度目の書き直しです。

投稿遅くなったらこんな弊害が起こるのか……。


 遠藤郷司(えんどうごうし)。『国落とし』の伝説を持つ異世界人である。召喚当初は魔王退治のために呼び出されたが、魔王は存在せず戦争の道具として使われることを知り、二晩で二つの国を落としたという伝説を成し遂げた異人である。

 『異人』とは、一般的には異なる世界から使命のためにこの世界に召喚された異世界人のことを総して言うが、古くからの王やその側近、裏に通ずる者、名のある貴族などは過去に偉業、異業を成し遂げた異世界人ということを知っている。


 彼は戦争の道具として反抗しないように奴隷の首輪を付けられるその日『国落とし』を実行したという。今は制限付きのステータスだが、その名の通り『風神雷神図屛風』を描く能力だったそうだ。



 そんな彼が今衛兵四人を対処しようとしていた。



「できるか?一人で」


「坊主は黙ってみてろ」



 俺はあの嬢ちゃんに言われた通り四人の衛兵を無力化させる。方法としては俺の能力である、『風神』と『雷神』にある。『風神』は発動範囲の限りはあるが大気を操り、『雷神』は肉体強化だが、名前とは似て非なる能力だろう。



……。話し声が聞こえる。




「一階にグラインブルだと!?」


「は、はい」


「何でこんなとこまでA級モンスターが!!?」


「くそっ」


「狼狽えるんじゃない!!」




 ……。グラインブル…。冒険者ギルド推奨レベルAクラス。ベテランパーティでも苦戦する魔物だ。大きい牙が特徴のイノシシ。革は鋼を超えるという強度を持ち、魔法付与武器でなければ倒すことは不可能に近いだろう。


 まあそれも俺がいることで叶わぬことだが。


 まず扉の前に来たタイミングを狙い、酸素濃度を低くする。簡易高山病を引き起こさせる。その状況で全身を『雷神』で麻痺させる。『雷神』は体の電気信号を操作し自己強化していることに気づいた俺はその日から人体実験を開始した。そのお陰で今回の全身麻痺というような細かく操れるようになったが、そこに辿り着くまでの犠牲は千人を超えた。因みに対象者は犯罪奴隷である。


 扉越しに四人が倒れた音がする。上手く無力化できたようだ。



「すごいな」


「この部屋に隠すぞ」


「このように無力化ができるとは…」


「お、驚いている時雨さんはレアだな」


「私とて驚く時は驚きます」


「私とて…」


「なにか?」


「いえ、何m「何してる?坊主も手伝え」あ、おう」



 人が無力化してんのに何やってんだこいつらは……。



「俺の制限を解くには術者に解呪してもらうか、殺す必要がある。悪いが手伝ってもらうぞ」


「分かってる」


「術者の部屋はこの階よりさらに上だろう。どの術者の部屋かは分からんから虱潰しにはなるが」


「ああ、時雨さんの気配察知に頼ろう」


「俺の制限が外れていないことからまだ生きてるだろう」



 今のところ問題はこれといってない。

 このまま何事もなく行ってくれよ……?










 これフラグか……!?


誤字脱字や矛盾点などが見つかりましたらお願いします。

この話四回も書いてるんですよね…。

コピーできなかったし……。

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