親友の変化
変化を題材にした短編小説です
親友や自分の変化についての思いなどが表現が主です。
「」などの台詞の表現はありません。
ある日の事、親友が結婚をすると言った。
結婚をするという事に対して親友は笑っていた。
親友と自分はまだ幼い子供とも言える年齢だ。
まだまだ、お互い人生は明るいのだ、お先が真っ暗で後戻りできない人生ではない
だというのに、親友は幼い年齢でもあるのにも関わらず
お先が真っ暗になりかねない、結婚という道を進もうと言うのだ。
だがどうにもする事はできない、だから親友にはお世辞などをした。
それに対して親友はありがとう、こんな年齢で結婚と言うのはなんだが
愛する者と一緒に暮らし、前へ進む事ができて嬉しいよと
幼い年齢であるのにも関わらず、こんなに輝きが強い事を言う。
自分はただ、送り返すことしかできなかった、おめでとう、凄いな、頑張ってくれと
だが内心、結婚するなんて早すぎる、時が少し経ってからのがいいのではと思った
幼い年齢だというのに、未来が明るい年齢なのに、こんな行動をするのは馬鹿だ
そんな事を言いたかったが
親友と喧嘩をしてしまい、親友が自分に対しての認識を変化するのが怖い。
臆病風に吹かれたのか何も言えないまま、親友と共に食べ物と食べて
飲み物をたくさん飲んで、お祝いの言葉やお世辞を言って、友人と別れた。
そして家に帰った後、こんな夢を見た。
親友という者は何かしらと変化をする夢を、あまりの変貌に自分は。
親友は喧嘩腰でなくなり、優しさを持ち、相手が誰であろうと適度に対応する人になった。
そんな親友を見ていると何かしら羨ましいと同時に喜怒哀楽の感情が襲いかかった。
何でこんなに変われるだろうという気持ちや
変わってしまったのかという気持ち、だけど嬉しさや喜びが自分の心を溶かす
変わってくれて嬉しい、期待をするよという考えや、多くの物事を
君の笑顔が見たい、君の喜ぶ顔が見たい、だけど変化というのは恐ろしい。
変わってほしくない、この関係が続いてほしい、永遠になってほしい
この瞬間を楽しませてくれ、幾らか思う気持ちもあるし
変わってしまった瞬間を見るのはつらいだろう。
しかしだ、親友が変わるのを見た時、自分は喜んでいた。
ああ、親友よ、変わってくれて嬉しい、変わってくれて期待できる。
何時まで経っても親友でいよう、友達でいよう。
だけど不安がある、友達や親友という関係の変化だ。
怖いし、嫌だ、永遠の関係でいてほしいから、頼む。
色々と千や万の感情とも言えるのが強襲し、己の心が変動する。
それがどんな感情に変わるかは解らないが殺意や憎悪がない。
親友が前に進んだのだ、正当に評価をしよう。
例え友達でなくなっても、できる限りの事はしてあげたい。
だから、前へ進もう。そんな気持ちばかり生まれるかもしれない。
だからこそ、変化する親友はいいのだ
別れこそあれど新しい出会いもある、だからこそ変わる事はいいだろう
変わってしまうことは恐ろしいが何事も変わる事に対して何もないようにしたい。
いや、何もないという事はダメだが短所とか自分の不出来だと思うのは変わってほしい
変わって、変わって、変わって、色々な人生を経験してほしい。
それは無論、自分がいつかできる子供や妻などもだ。
人は変わらないといけない、出会いも何もかも。
変化がないとダメだ、何事にも変化がある以上、変化がないといけない。
だからこそ恐ろしい、それ故に逃避もしてしまう。
現実に対する逃避か、幻想に対する逃避か場合はどれもこれもあるが
変化というものは多くの者を恐れさせる。
何時か、自分も変化してしまうのだろうと思った。
だけど親友が変わるのを見て思う。
こんなにも変わる親友が凄いと、結婚というのは、こんなにも己を変えられると
まるで進化して前へ進む、かつての原始人のように
成長し、何かができるようになり、前へ、前へとただ進むような感じが…
自分を魅了する、結婚はいいし、親友の変化は不安ではあるがとてもいいかもしれない
そう思わせるような、変化がある夢であった。
その夢を見た、次の日、結婚式が開かれた。
親友の好きな恋人、その人は美しかった。
ルックスという点については普通とも言えるが
服装や身だしなみ、そして言葉遣い、ありとあらゆる分野が劣らぬような
美しさを持っている。
自分は親友がこの人が好きになったというと思うと
素晴らしい女性に愛されて変化したんだ、もっともっと変わっていき
幸せになってほしいと願う。
友人の変化は怖い、だからといって変化をするという事実を見ている自分は
嬉しい表情であり、自分もこのように変化するのだろうかと思うものであった。
自分は女性に挨拶をすると挨拶し返し、親友と自分の関係について尋ねてきた。
こんな未来に溢れた者同士だというのに早くも結婚するのは怖い。
だからどうすればいいのだろうかと問われた。
その女性を見て、自分は思った。
ああ、この人も自分と同じ感じの人なのだろうと思った。
夢ではなく、現実でもそんな自分だから
できる限りの事を言おう、親友の変化は怖い、だからといってそれを止めるのは悪い
あるがままに変化をするべきだと言った。
女性はそれに対し、恐ろしすぎると言葉を返す。
変化は怖いという事を、あのままの関係でいたい
結婚なんて考えてなかった、だけど断って彼との関係を断ち切られると生きてられない
だからこそ、自分は彼女にこのように答えた。
変化は恐ろしい、だけどその変化を否定しないで肯定してください。
人間、誰もが変化をします、だから貴方は彼の変化を受け止めてください。
そして彼に自分の変化を受け止めさせてください。
お互いが協力しあって変化していくのはとてもいい事だと思います。
彼女は自分の言葉を聞いたら、少し安静して笑顔でありがとうと言う。
彼女は自分と同じ感じだったが
人の変化を肯定しているような表情であった。
数年後、親友とその妻である女性は成長し、変化をし、前へ進んでいった。
そして、事ある毎に喧嘩はするが仲がいい夫婦という関係になった。
お互い、変化を認めて、肯定し、前へ進んだ結果であろう。
自分は親友の変化を認め、肯定して、彼女を変化させた。
色々と変化に恐怖をしたが、夢を見た事がきっかけでここまで変化できたし
親友の妻である彼女も変化させることができた
さあ、次は自分が変化する時だ、前を見て、後ろを見て、横を見て
後は己の人生というレールを走り出し、変化する事を目指し、進む。
己の変化する時は未知ではあるが変わった時、自分も圧倒的に変化するのだろう。
その時、親友に対してこう思うだろう、どうか君も変化について考えてほしい。
変化を肯定し、認め、自分達を祝福してほしいと。
そんな事を思いながら。己は人生というレールを歩きながら進んでいく。
何か表現が可笑しいなどの点がありましたら指摘をください