6追っかけ
酒井「いい、私達は恵まれてない子達が学校にいける様に募金活動をしてるの!あなた達みたいに自分たちが満足する為のモノとは全然違うでしょ」
大輔「確かに違うな……」
酒井「やっと分かってくれたのね。じゃあ」
大輔「俺は!吉羅里佳に50万円費やしている。お前たちはどうなんだ」
酒井「な、なにがよ?」
大輔「お前たちは総額でいくら集めたんだ!」
酒井「5万ぐらいだけど、それが何よ!」
大輔「俺は……俺はお前らの十倍は彼女に投資している!それぐらい彼女の可能性にかけている!高校一年から毎日休まず新聞配達、月に一度のお小遣い、お年玉、誕生日、全てのお金を投資している!投資しているんだ」
酒井「……キモ」
大輔「ああ、それは自覚しているよ! しかし、お前らにそれが出来るのか?出来ないね」
酒井「は、話にならないわ。みんな、行きましょう」
亮太「大輔さん」
大輔「は、ははは……あ、足が震えてる」
修「従うより……逆らう方が難しく、正しい。あなたは2月3日の吉羅里佳のツイッターのつぶやきを見事に実践しただけですよ」
大輔「さすが修くん、分かってくれたか!さて、遅くなってしまったがビラ配りをやるとしよう」
そう言ってビラ配りを再開した。