5追っかけ
放課後、3人は栄駅に向かった。もう、そこにはすでに先客がいた。
亮太「大輔さん……他の場所に変えましょうよ」
大輔「何を言ってるんだ。これからやるところじゃないか」
修「亮太のいう通りですよ! 先客もいますし」
大輔「そんな事を気にしていてどうするんだ! そんな奴らこちらの気合で圧倒してやればいいんだ」
亮太「だって……彼ら手長育成基金ですよ。流石にそんな人たちの前で」
大輔「そんな事でどうする! ええい、俺は一人でもやるぞ」
そう言って一人で飛び出していき、ビラを配り始めた。亮太も修も仕方なく後に続き、出来るだけ手長育成基金の人達の邪魔にならないようにビラを配り始めた。しかし、どう考えても大輔達が邪魔しに来たようにしか見えなかった。
酒井「ちょっと、私はこの集まりの代表の酒井といいます。他のところでやってくれませんか? 私達の方が早くやっていましたし」
亮太「は、はい。今どきますんで!大輔さん、もう行きましょう」
大輔「酒井さん、僕らはどきません。もし、邪魔だと言うのならあなた達が移動してくれませんか?」
修「だ、大輔さん僕らが後から来たんですから」
大輔「修くん、俺たちはここしか駄目なんだ! ここで握手会をするんだから」
酒井「大輔さんて呼んでもいいのかしら? 申し訳ないけど、あなた達と私達のしてる事を一緒にしないでくれる?」
大輔「ど、どこが違うんですか?」
酒井「はぁ……説明しなきゃダメ?」
亮太「大輔さん、わかりますよね。わかりますって言ってください!」
大輔「わ、わかりません!説明してもらいましょうか」
震えながら声を絞り出した。




