↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/3

第一話「モグラとぼくと、ときどき異世界」

短編として書いたけど連載し洋館


 ニート生活20年。

 最近、足が小枝のように細くなってきたので外に出てみることにした。と思ったら! いきなりトラックが突進してきた!

 ブウうぅぅぅぅぅぅんという轟音。

 ぼくは案の定、よけきれず追突して、空気の抜けた風船のように死にましたとさ。


 完


 と思ってた時期がぼくにもありました。


 気がつけば真っ白な空間におり、目の前には絶世の美女。

 

 金髪碧眼のウェーブロング。背丈は190センチ。おっぱいはGカップ。服は古代ギリシャのようだ。腋毛が見えた! どうやら剃ってないようだ。


 これがうわさに聞く異世界転生か!!


 ビビッと直感した。


 ということで女神のおっぱいに手を伸ばそうとしたけど、R15にしたくない女神が、とっさにぼくの腕をつかんだ。

 そして、もう片方の手で頬へバシッと平手打ちをお見舞いする。

 そのまま背負い投げで、うしろにあったポータルまで投げ飛ばされてしまった。


 危なかった。もうすこしでR15に……


「結局わたしのおっぱいに手を伸ばした時点で、あんたはR15よ!」


 そんなああああれれれれえええええええええええええええ!!


 便器の中に吸いこまれるうんこのようにぼくの身体は捻じ曲がりながら、表現が見つからないので割愛。


 気がつけば森の中にいた。お尻が痛い。


 ぼくは、お尻の中に棒を入れられるのは好きだが、お尻の表面を叩かれるのは嫌いだ!


 木漏れ日がぶたれた頬に刺身のっけて焼いたら旨いんだろうな。そのくらいやさしい光で包みこんでくれていたと思ったら!!!!!!


 チートをもらっていないことに気がついた。


 急いで戻ろうとしたが、もうどこにもポータルらしきものはなかった。


 地面に寝ころび、過去を回想する。


 しかし、ニートしていただけなので、学校でいじめられたりとか、友達がいたりするわけではないので、なにも回想することがなかった。


 ぼくは起き上がって状況を確認する。


 現実では見たことない高い樹が頭上にあった。


 人の気配はなかった。止まっててもしかたないので歩く。


 はじめてこんな森深いところに来たからか、思いっきり空気を吸うと、心地よい香りが鼻をくすぐった。


 と思ったら、数分もしないうちにイベントが発生した!!!!!!!!


 目の前にモグラが豚の丸焼きよろしくニキしていた。のではなく、縛られている状態でいたのだ。周辺には緑の人型モンスター。


 これはファンタジー世界でよく見かけるゴブリンというやつですな。ほほほ。


 ぼくはつい興奮してしまった。


 モグラを食うのはまずいだろと思った。


 そこでしかたなく


 とりまいっちょ、モグラを助けますか!


 ゴブリンたちはお腹を膨らませて寝ていた。このモグラの前にもなにか食べていたのか、周辺には骨が散乱していた。

 

 ぼくはそっと近づいて、ゴブリンのそばにあったナタを拝借した。


 と思ったら!!!!!!


 モグラはぐったりしていた。まあ、この状況じゃしかたないだろう。


 起こさないように、縄を切っていく。


 ちょっと毛を切ってしまったがいたしかたなし。


 モグラを抱きかかえて、またそっと離れていく。


 しかし!!!!! そこでハプニングが起きた、いや、起こしてしまった。


 寝相の悪いゴブリンにぼくのすね毛をビッてぬかれてしまった。


 イタッと、いや正直言うとムカッとしたので、ナタで日ハム小笠原ばりのフルスイングをしてしまった。


「イキスギィィィィ!!!!!!!!!」


 そんな鳴き声とともにゴブリンは絶命したと思ったら。なんてことはなく、気絶しているだけだった。全盛期ぼくだったら倒していただろう。しかし、今のぼくは20年ニートしてきたおじさんだ。


 (ちなみに、ぼくは巨人小笠原より日ハム小笠原派である。投手はダルビッシュ有より、多田野が好きだ。ただ大人になっていろいろすごいことを知って、今では立派な陰........おっと、ソンフンミンなこと話してる暇はない。野球の話は置いておこう。)ここは蛇足なので見なくても、いいんです。

 

 他のゴブリンが起きだす。仲間を殺された怒りで、こちらを睨みつけてくる。ぼくは急いで、その場から立ち去った。


 当たり前だが追いかけてくる。ただゴブリンは小学生くらいの体躯しかないので、大人の男が思いっきり走れば、逃げ切れると思ったが、やはりそこは野生!!!!!!!!!!


 簡単には振り切れなかった。というより、ニート生活の不摂生がたたって体力や足腰が弱っていた。


 足がプルプル、プルプル、ミキプルーン。そんな言葉が脳裏によぎった。


 き〇ちとみ〇りの姿が頭に出てきて、一瞬現世が恋しくなった。ってぼくニートだから、戻っても絶望やないかあぁい。はっはっはっはっ。ひ〇ちカッター。今はワインの資格をもってます。


 もうだめだ。追いつかれそうになったとき、抱きかかえていたモグラが目を覚ました。


 ぼくがゴブリンから逃げてる状況を知ると、パッと降りて、穴を掘った。穴は一瞬で直径2メートル、深さ2メートルの落とし穴になった。

 

 ゴブリンの足が止まりかける。

 

 これはしめしめ。


 ぼくの判断は早かった。その穴の前でズボンを下すと、ケツを突きだして、自分のをぺんぺんと叩いた。


 それを見たゴブリンはさらに怒って、緑の肌を真っ赤にするほど変えた。


(バッティングするときは)

 グッともって、ガッとやって、ザザッと飛びかかってきた!!!


 それをぼくはナタでフルスイングし、落とし穴に落としていく。さながら3割打者のよう。


 8匹ほど落とし穴に落とした。ぼくの二の腕はもうプルプルでプリンのようにとろけていた。


 ゴブリンたちは怒っていたが、もう穴から這い出てこれない。


 そこへモグラが追い打ちをかけるように土を駆けていく。どうやら埋める気らしい。


 ただ、彼らにも命はある。


 ぼくはモグラの肩にそっと手を置いた。こちらの方を見る。ぼくの真摯な目線が通じたのか、モグラはそれ以上なにもせず振り返り、ゴブリンをそのままにして歩き出した。


 とその前にここにきて、まだうんこをしてなかったことに気づき、したら気持ちよさそうな穴もちょうど目の前にあったので、そこへズボンをおろし、3日ぶりの大便をした。


 ぶりぶりぶりぶりぶぶいいいいい、、、ぶうぶりりいりりりぶうりおおおおお!! ぶりぶりいぶるりりりいっびびぶびぶっぶびびぶびびうっぶびびぶっぶぶびびぶぶりいっりりいるぶぶびおりるっぐぐぐgっっぐるぐるぐるぐる、、、、ぶり、ぶりぶり、ぶぶりりいrぶりいrぶbりりりうっびいぶりい入りりぶりりぶりりり、ぶぶぶいりっリブ入りリルぶりいっりいいィぃィぃィ!!!!! プチッ!?


「モレスギイィィィィィッ!!!」


 そんなゴブリンの悲鳴が聞こえたが気にしてはいけない。


 これからどうしようか。モグラを救ったが、こいつが役に立つとは思えない。


 対話を試みることにした。


「こんにちは」

「おう、若いの」

 

 意外と声は渋かった。よく見れば土方の親分みたいな雰囲気を纏っている。

 

「さっきは助けてくれてありがとねぇ」


 ありがとうが軽かった。

 そんなどうでもいいことは忘れて、ここに来た経緯を話した。


「おめえさん、異界渡りか」

「い、異界渡りだって!?」

 

 聞いたことはない言葉だった。

 

「異界渡りってのは女神様に別の時空から飛ばされてきたやつのことをいうんだ。なんでもそいつはすげえ能力を持ってるってんだ話だ」

 

 モグラの話にぼくはわくわくした。つまりは、そういうことですか。


「平凡なぼくにも特殊な能力があるってことですね」

「普通のやつは能力を来た段階で使えるってんだ話だけどな」


 もしかして!


「ステータスオープン!!!」


...


......

 

 なにも出なかった。


「なにをやってるんだ!!!」


 モグラのぶ厚い手で殴られた。


「ぶえぇえええええぇぇっぇええええ」


 ぼくはモグラの頬パンチで数メートル後方へぶっ飛ばされた。


「は!! ついツッコんでしまった」


「どうして」


「転生者の中にはステータスオープンといって変なポーズを決めるやつが多いと聞いていたのでな」


 人をいきなり殴ってくるとは、おかしなやつだ。しかし森は深いな。けっこうな時間歩いているがまだまだ抜け出せる気配はしなかった。

 

 モグラは歩き疲れたと言わんばかりにぼくの肩に乗ってくる。

 

 ぼくはやれやれと、天を仰いだ。


 102メートル先では冒険者らしき一行が、バカでかいモンスターと戦っていた。


 完


今まで読んでくださってありがとうございました。モグラ転生はこれにて終わりました!!!

一番こだわったシーンは、うんこの音です!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。