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誰かのすぐそばにあるもの

作者: 心晴

短くて疲れずに読めます。

わざわざ見ずとも水たまりを避ける歩行者。

温暖湿潤気候の中暮らしてきた彼らにとって、それは容易いことだろう。

雨上がりの空に天使のはしごがかかり、地面の水たまりには空が映っている。

人々は、そのどちらでも無い方向を見て、目的地に向かう。

大きな歩道の人波が、ゆっくりと、でも忙しく揺れる。皆疲れている。

その中に。

「ねぇ、見てママ!虹だ」

まだ幼い高い声がとおった。小さな手が空を指差す。

「あら。お母さん、気付かなかった。すごいね、今日は良い事があるね」

その親子の近くにいた通行人達は何気なく空を見上げた。そして人々は視線を戻す。ふと、水たまりに閉じ込められた青空の輝きが目に入った。


その瞬間、確かにそこには幸せがいた。

いつも頑張るすべての人へ届けたくて書きました。

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