札幌オリンピック
### **1940年札幌オリンピック:開催経緯・大会内容・都市開発の影響
**
**戦時下での開催。**
**国際情勢により参加国が限られるが、スポーツを通じた国際交流を維
持。**
**大規模な都市開発・交通インフラ整備が行われ、戦後の日本発展の基
盤となる。**
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## **1. 1940年オリンピック開催の経緯と国際情勢**
### **(1) 開催決定と準備**
- **1936年のIOC総会で、東京が夏季オリンピック、札幌が冬季オリン
ピックの開催地に決定。**
- **関東大震災後の復興を果たした東京が、近代都市として国際社会に
アピールする目的もあった。**
- **札幌は日本初の冬季オリンピック開催地として、冬季スポーツの振
興を目的とする。**
### **(2) 戦時下での開催**
- **1940年6月:フランスが降伏、英国がダンケルクから撤退。**
- **1940年7月:日本が枢軸国に宣戦布告し、バト
ル・オブ・ブリテンが開始。**
- **欧州戦争が激化する中でのオリンピック開催となり、国際政治の影
響を大きく受ける。**
### **(3) 参加国と不参加国**
#### **参加国**
- **日本(開催国)**
- **英連邦諸国**
- **米国**
- **ソ連**
- **ロマノフ公国**
- **満州国**
- **フランス亡命政府・東欧亡命政権**
- **スウェーデン・スイス・スペイン・ラテンアメリカ諸国**
#### **不参加・ボイコット国**
- **ドイツ・イタリア(ボイコット)**
- **英国(戦時下のため見送り。英連邦諸国が代理で参加)**
- **ドイツ占領下の国々**
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## **2. 札幌オリンピック(冬季大会)の内容と都市開発**
### **(1) 競技大会の特色**
**スキー競技、スケート競
技、アイスホッケーなどの定番競技を開催。
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### **(2) 都市開発と交通インフラ整備**
**市内交通の強化:路下電車(地下を走る路面電車)を整備し、オリン
ピック輸送を円滑化。**
**函館〜札幌間の鉄道を強化し、直通列車を運行。**
**千歳飛行場を拡充し、羽田空港との定期航空便を開設。**
**青函連絡船に新造船を導入し、輸送力を強化。**
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## **4. オリンピックの影響と戦後の発展**
### **(1) 戦時中の影響**
- **オリンピック後、路下電車網が軍用輸送路として活用。**
- **千歳飛行場は軍事利用され、戦後の新千歳空港の基盤となる。**
### **(2) 戦後の改修と拡張**
**札幌の路下電車が戦後に地下鉄へ発展。**
**函館〜札幌間の鉄道がさらに拡充され、北海道の鉄道ネットワークが
強化。**
**千歳飛行場の拡張が進み、新千歳空港として民間航空の拠点に。**
**青函連絡船の高速化が本州との結びつきを強化し、北海道の経済発展
を後押し。**




