エリダナ連合
◆ 《UE46848〜UE46850年:エリダナ連合設立と民間開拓の承認》
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【UE46848年6月】
■ 「エリダナ連合(Eridana Union)」正式発足
大銀河連邦の主要経済団体・企業グループ27団体が、連邦商工連盟
(GCCF)傘下で合同プロジェクトを設立。
「エリダヌス銀河群における民間主導型自治的開拓経済圏」の構築を掲
げ、
“エリダナ連合”(略称:EU/Eridana Union)を発足させる。
• 中心母体:フォルナクス資源開拓同盟、中央輸送資源連合、マフェイ
金融通信グループ、ヒュドラ移民促進機構
• 本部はフォルナクス銀河連邦首都ズオカンに設置
• 標語:「フロンティアに自由を、未来に秩序を」
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【UE46848年9月】
■ エリダヌス銀河群開拓構想を連邦に提出
エリダナ連合は、エリダヌス銀河群に対し:
• 初期定住圏4星系の開発
• 商業・物流中継路構築
• 民間自衛・警備体制の整備
などを中心とした「エリダヌス開拓構想(Eridanus Frontier
Compact)」を、
大銀河連邦中央議会・経済委員会に正式提出。
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【UE46849年4月】
■ 中央議会 経済委員会による認可審議
中央議会内では、民間主導による銀河群級開拓が初の試みであるため、
• 秩序の維持
• 軍事・外交の補完
• 居住者の法的地位
などが議論となる。
記録官派閥からは「無秩序な拡張ではないか」という懸念も出される一
方、
た。
新開拓への人口圧力と技術的成熟を挙げた推進派も強い発言力を持っ
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【UE46849年9月】
■ エリダナ開拓構想、条件付き認可を獲得
大銀河連邦中央議会は、「開拓主体に一定の自治権を認めつつも、以下
の条件を課す」形で可決:
• 連邦法準拠の統治構造維持
• 軍務庁への状況報告義務
• 戦略資源の報告と協定関税の遵守
• 民間自衛団体における倫理規定の承認
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【UE46850年1月】
■ エリダナ開拓連合、出航宣言式典
フォルナクス銀河連邦・ズオカンにて「エリダナ開拓連合 出航式典」開
催。
択される:
式典には中央議会・商工連盟・移民庁代表などが出席。以下の宣言が採
《エリダナ建設宣言(Eridana Concord)》
「我らは自らの手で星を築き、我らの子に未来を渡す。
だが、その未来は連邦の光の下にあり、秩序と責任の証として記録され
ねばならぬ。」
同月、開拓団第一船団「ノヴァ・コンコード号」出発。目的宙域はエリ
ダヌス銀河群北東部の星系ERD-7(仮符号)。
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◆ 民衆・社会の反応
• メディアはこれを「記録官の時代に続く、新たなる開拓民の時代」と
報じた。
• 多くの移民希望者がエリダナ連合に志願、開拓者人口5億人超が予備登
録。
• 記録官派からは「秩序の記録がなき開拓は、いずれ歴史に呑まれる」
との警鐘も。
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◆ エルガファリスとの同時展開(UE46850年)
奇しくも同年、記録庁はおとめ座外縁に位置する未命名銀河群を「エル
ガファリス銀河群」と命名し、
記録主導の開拓候補地として議会に提出。
こうして、「秩序の拡張:エルガファリス」「自由の実験場:エリダ
ナ」という、
二系統の文明的前進運動が大銀河連邦の歴史に刻まれることとなった。