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武徳試練会戦

◆ UE45003年:テン=ガン様式宙域戦

武徳試練会戦ブトク・シレン・カイセン

---

【I. 戦後の解析と連邦内部の決定】

• 第一次戦闘の記録に基づき、記録庁はケンゴ艦隊の跳躍波形を解読:

• 「交信求徳陣」=“礼を尽くす者とは、戦いにおいて真を交わす”とい

う武徳文化の表出

• サムライ部隊の行動(名乗り/正面突撃/礼による決闘)が高く評価

されていた痕跡あり

• 中央銀河議会は軍務局・跳躍庁・記録庁の合同勧告に基づき、「礼に

則る次なる試練」を受けることを決定。

• 対象:ケンゴ艦隊司令部へ「武徳試練戦」の開催を要請(跳躍波礼文

による伝達)

• 司令官センリ=カ=ホウ導士、これを受諾。「徳と礼の正道を確かめ

る儀式戦として受理する」と返答

---

【II. 戦場設定:テン=ガン第二跳躍帯】

• 宙域:テン=ガン恒星の第二跳躍帯、外径6000万kmの対称跳躍楕円圏

• 条件:艦隊数制限(各500隻)、宙域構成対称、制宙時間90分間で勝

敗を決定

• 特別条件:

• 中央跳躍軸上に「儀礼通信衛星《コウノ=ミナカヌシ》」を配置し、

戦闘の動機・名乗り・陣形報告を逐一伝送

• 勝者が“徳を持つ者”と認定され、敗者は従属または服属交渉の義務を

負う

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【III. 実戦展開】

軍 大銀河連邦(第7・第10艦隊選抜) ケンゴ基幹艦隊(拳士戦団4群)

指揮官 カシマ=レン中将/副将アサクラ=レン(サムライ総帥) 導士

センリ=カ=ホウ/参導士ゲン=エン=ロウ

編成 制宙艦群、跳躍駆逐群、サムライ白兵戦群 演武跳躍艦、跳躍槍

艦、拳士搭載艦

◆ 戦局の流れ

1. 名乗り儀礼:開戦15分前に、両軍が通信衛星を通じて旗艦名と目的を

正式発表。

2. 跳躍陣形展開:ケンゴ艦隊が伝統の「跳躍六芒星陣」を展開。連邦側

は動的八陣輪陣を採用。

3. 交戦開始:開戦後、ケンゴ側の“単騎突進拳士艦”が正面から跳躍軌道

を逆走して突入、サムライ群と激突。

4. 跳躍制御砲戦:連邦側の精密跳躍砲撃が機能し、制宙領域の7割を占

有。

5. 中盤戦:ケンゴ艦の跳躍演武機動による“逆撃跳”で数隻が連邦艦後方

へ潜入、白兵戦が続発。

6. 最終局面:アサクラ=レンが率いる白兵先遣群がケンゴ旗艦の跳躍制

御中枢へ到達。拳士参導士と一騎打ちの末に勝利。

---

【IV. 勝利と儀礼降伏の申し入れ】

• ケンゴ艦隊は、衛星通信を通じて敗北を宣言。

• 導士センリ:「力に傲ることなく、礼に従って剣を振るう姿、まさし

く武徳なり。

我が拳士三千、徳に従い、刃を納む。」

• これを受けて、アサクラ=レンは震刃を受け取り、連邦の象徴旗を掲

げて中立化宣言。

• テン=ガン宙域、正式に**「ケンゴ武徳宙域」として連邦保護下に編

入**される。

---

【V. その後】

• ケンゴ拳士のうち希望者多数がサムライ養成機関に合流し、“第二武徳

課程”が創設される。

• 連邦側でも「跳躍儀式外交局」が創設され、ケンゴ文化と連邦倫理の

橋渡しが進む。

• ビショク・ギソウ艦隊からの跳躍妨害はすでに始まっており、次なる

敵性勢力との全面戦闘が視野に入る。

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