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スタクソン本土攻撃

◆ スタクソン本土戦略攻撃(UE37300〜)

「宇宙を焼くのは思想ではなく、砲である」――記録ではなく勝利のた

めの物理戦略攻撃

---

【1. 作戦目的と前提】

作戦名:

• 〈鉄槌作戦オペレーション・ハンマーヘッド

戦略目的:

1. 本土中枢星系の防衛・跳躍・通信能力を物理的に破壊

2. 星間航路ラウムバーンおよび補給・生産能力を遮断

3. 本格侵攻前に防衛能力を限界まで消耗させる

---

【2. 攻撃対象宙域】

ペルセウス–うお座超銀河団 外縁星団

• ラウムバーン接続ノード

• スタクソン中央軍本部があるとされる**“アルティ=エル星系帯”**

• 巨大エネルギー変換施設「グラン=アヌス」周辺

• 大規模市民拠点含む1000星系以上

---

【3. 主力兵器と投入戦力】

兵器/艦艇 概要

マリアナ級戦略母艦(第5・6世代) 恒星跳躍・自己充填型爆撃母艦/

跳躍1回あたり最大星系2つ破壊

ギガマス重投射砲(GMP) 星間を貫通する質量エネルギー砲/特定恒

星を暴走誘導

オルド=ゼクス弾頭 Mk-IV 地殻共振誘導/惑星中枢破壊型核兵器/重

力誘爆対応型

跳躍型戦略無人機「ヴァニシング・ソード」 小型・跳躍可能・惑星表面

爆撃・兵器施設ピンポイント破壊用

戦略人工恒星〈ハデス炉〉 起動後、星系全体を光速波で照射・短時間で

無重力真空に変質

---

【4. 作戦段階と展開】

◉ 第1段階:制宙圏破壊(UE37300〜37320)

• 跳躍爆撃艦隊により、ラウムバーン基底を全域破壊

→ 跳躍支援ノードが次々に崩壊、スタクソン本土は“航行孤立化”

• ギガマス弾で4つの恒星を暴走誘導

→ 周囲星系に重力波災害/脱出不能

◉ 第2段階:要塞・補給中枢の精密破壊(UE37320〜37380)

• 「ヴァニシング・ソード」無人戦略機が3000万機規模で展開

→ 発電施設、酸素変換施設、軍産複合施設を徹底破壊

• 地表突入型のオルド=ゼクスMk-IVが60発以上投入され、惑星中核で

地殻崩壊現象が多発

◉ 第3段階:本土周辺都市圏の殲滅(UE37390〜37450)

• 人口密集惑星群に対し、ハデス炉を用いた恒星照射攻撃を複数回実施

• 一撃あたり約3000億〜1兆人規模の死亡が発生(推定)

• 星系構造そのものが壊滅し、“空白星域”が拡大する

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【5. 敵側の対応と状況】

対応 内容

軍事 スタクソン艦隊は爆撃域から後退し、跳躍ノードの喪失により各個

分断。反撃不能化。

通信 銀河間通信断絶/星系内通信網も機能不全。指令系統壊滅。

民間 一部で避難・脱出が試みられるが、恒星間逃走は不可能。避難成功

率:推定0.5%未満。

思想 スタクソン内でも「本土壊滅」認識が広まり、最後の決戦準備(本

土迎撃網構築)に移行

---

【6. 戦果(UE37450時点)】

項目 戦果

破壊された星系数 約1300星系(うち軍事拠点650以上)

使用された兵器総数 マリアナ級:8,500隻稼働中/跳躍爆弾累計:約27

万発

推定死者数 約40〜60京人(不明星域多数)

結果 スタクソン本土の防衛網・補給網・通信網は崩壊/本土侵攻に向け

た地ならし完了

---

【記録官たちの所感】

「勝ったのではない。壊したのだ。だが、その重みが勝利の礎となるな

ら、記録はやめない」

― 主記録官ミゼル=カズノア

「敵が文明であった証拠が、もう見つからない。ならば、次は記憶を掘

り起こす番だ」

― 記録官補エリオ=サリナス

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