実包
### **日本軍の実包運用と戦後の統一政策**
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### **1. 小銃弾の発展と運用**
日本軍は、戦術と補給効率を考慮して小銃弾の改良と統一を進めまし
た。特に外征部隊の標準化は補給体制を大幅に改善しました。
#### **1-1. 主な小銃弾の種類**
1. **三八式実包(6.5×50mmSR改良型)**
- **使用火器**: 三八式歩兵銃、四四式騎銃、九七式狙撃銃など。
- **特徴**: 精度が高いが、火力不足が次第に問題化し、九二式や九九
式実包への移行が進んだ。
2. **九二式普通実包(7.7×58mmSR)**
- **使用火器**: 九二式重機関銃、九九式小銃、九九式軽機関銃など。
- **特徴**: 大口径化により火力と射程が向上。重火器や高火力が求め
られる場面で使用された。
3. **九九式実包(7.7×58mmリムレス)**
- **使用火器**: 九九式小銃、九九式軽機関銃、九九式自動小銃など。
- **特徴**: リムレス設計により給弾効率が向上。外征部隊の標準弾薬
として採用され、補給効率化に大きく寄与。
4. **九七式短実包(7.7×49mmSR)**
- **使用火器**: 九七式自動小銃。
- **特徴**: 自動火器用に設計された短弾薬で、軽量化と精度を重視。
しかし、九七式自動小銃の生産が少数に留まったため、損耗分は九九式
自動小銃で補填された。九七式短実包も生産が縮小され、九九式実包へ
の統一が早期に進んだ。
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### **2. 航空機銃弾薬と重火器弾薬**
#### **2-1. 航空弾薬**
1. **九九式20mm機銃弾**
- **特徴**: 陸海軍で統一され、補給効率化が実現。戦闘機や爆撃機の
主力装備として使用され、対空・対地戦闘で活躍。
ホ-5は開発せず
2. **五式30mm機銃弾**
- **特徴**: 高威力の大口径弾薬で、重爆撃機迎撃や地上目標攻撃に活
用。
- **欧州戦線での運用例**:
- ソフトスキン車両やドイツ軍4号戦車などに対して圧倒的な威力を発
揮。
- 陸軍では37mmや57mmの弾薬が使用されていたが、五式30mm弾
への統一が進行し、航空・地上火器で弾薬共通化が図られた。
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### **3. 外征部隊の補給体制と鹵獲兵器の利用**
#### **3-1. 外征部隊用標準規格**
- **九九式実包**を標準弾薬として採用し、補給効率化を推進。
- 航空弾薬も九九式20mm機銃弾が統一され、現地運用が円滑に行われ
た。
#### **3-2. ドイツ製小火器の鹵獲と活用**
- **人気の理由**: MP40やKar98kなどのドイツ製小火器は、信頼性と高
い性能で外征部隊の将兵に人気を博した。
- **運用方法**: 鹵獲後に整備して戦力化され、補給体制に柔軟性を持た
せたが、弾薬供給が複雑化する課題も生じた。
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### **4. 戦後の弾薬統一政策**
#### **4-1. 日英同盟ブロックでの統一**
- **背景**
第二次日米戦争後、日英同盟ブロック内で弾薬規格統一が議論され、
補給効率化と生産合理化が進められた。
- **進行状況**
行。
- 主に新機種採用時に統一が考慮され、戦後数十年をかけて段階的に進
- 小火器弾薬、航空機銃弾薬、重火器弾薬の順に統一が進んだ。
#### **4-2. 課題と限界**
- **独自規格の影響**
- 製造国間での微細な規格の違いにより、互換性の問題が発生。
- 例: 日本製とロマノフ公国製などの弾薬では火薬量や寸法の差異があ
り、一部の火器で使用に問題が生じた。
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### **5. 戦術的効果と影響**
1. **戦時中の成果**
- 九九式実包の統一により、外征部隊の補給効率が向上。
- 五式30mm弾が航空戦・地上戦で圧倒的な戦果を挙げ、重火器の標
準化を促進。
2. **戦後の発展**
- 日英同盟ブロック内での弾薬統一が、同盟国間の軍事協力を強化。
- 生産・補給体制が合理化され、軍需産業全体の効率向上に寄与し
た。




