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自動小銃

### **日本の自動小銃開発史**

#### **1. シベリア出兵とフェドロフM1916の鹵獲**

- **背景:** シベリア出兵中、日本軍はロシア軍からフェドロフM1916を

鹵獲。自動小銃の高い携行火力と班単位での運用効果を目の当たりに

し、日本でも自動小銃開発が検討され始める。

- **影響:** この鹵獲経験が自動小銃研究の端緒となり、後の日本製自動

小銃の開発を後押し。

---

#### **2. 九三式自動小銃の試作**

- **試作:** 1933年、九三式自動小銃が試作される。開発当初は三八式歩

兵銃と同じ6.5×50mm弾を使用。

- **問題点:** 複雑な設計による生産性の低さと信頼性の課題から、制式

採用には至らず。

- **意義:** この試作で得られた技術的経験が、後の九七式自動小銃の開

発に活かされる。

---

#### **3. 九七式自動小銃の開発と採用**

- **中間弾薬の採用:** 1937年、九七式自動小銃が開発され、新たに設計

された7.7×43mm中間弾薬を採用。

- **特徴:**

- 軽量かつ信頼性が向上した設計。

- 中間弾薬の採用により、携行弾薬の重量が軽減され、班火力の向上に

貢献。

- **評価:** その性能は高く評価されるも、九九式軽機関銃や九九式小銃

との弾薬の統一性がないため、少量生産に留まる。

- **運用:** 特殊部隊や精鋭部隊で使用され、優れた実戦データを提供。

---

#### **4. 九九式自動小銃の開発と主力化**

- **背景:** 7.7×58mm弾を使用する九九式小銃および九九式軽機関銃と

弾薬を統一するため、九九式自動小銃が開発される。

- **量産:** 1940年に九九式小銃と同時に制式採用され、大量生産が進め

られる。

- **特徴:**

- 弾薬の統一による補給効率の向上。

- 信頼性の高さと比較的容易な整備性。

- **配備:**

- 日本軍の主力自動小銃として採用され、第一線部隊に広く配備。

- **戦場での活躍:**

- 欧州戦線や極東での作戦で効果的に運用され、連合軍内でも高く評

価。

---

#### **5. 十式自動小銃の開発と戦後運用**

- **背景:** 第二次世界大戦で鹵獲したドイツ製StG44を分析し、突撃銃

という新たなコンセプトを導入。

- **特徴:**

- 九七式自動小銃の中間弾薬(7.7×43mm)を基に設計。

- 全自動射撃が可能で、近代的な戦闘に適応した設計。

- **採用:** 1950年に正式採用されたが第二次日米戦争開戦に伴い本格的

な量産は戦後となる。戦後の日本軍や日英同盟加盟国での主力小銃と

なった。

- **戦術への影響:**

- 突撃銃の普及により、班単位での火力がさらに向上。

- 近代的な歩兵戦術の基盤を構築。

---

### **6. 日本の自動小銃開発の意義**

- 日本の自動小銃開発史は、シベリア出兵時の経験に始まり、九七式や

九九式を経て、戦後の十式自動小銃の開発に至るまで、世界的にも高い

水準を誇るものとなった。

- 弾薬の統一や現場のニーズに応える柔軟な設計思想が特徴であり、近

代的な戦術の発展にも寄与した。

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