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改⑤計画

改⑤計画かいまるごけいかく

1. 計画の背景

(1) 国際情勢の急変

• 第二次世界大戦の構図:

• 日英同盟ブロック(日本、イギリス、ロマノフ公国、その他友好国)

と、独伊を中心とした枢軸国が世界規模で対立。

• 米国は中立を維持し、戦争には直接関与していないものの、外交的お

よび経済的な影響力を保持しています。

• 枢軸国との戦争の激化:

• ヨーロッパ戦線においてドイツがヨーロッパロシアを支配する一方、

日英同盟ブロックはアジアや地中海・大西洋地域の防衛を目指し、戦局

が激化しました。

(2) 戦略的要請

• 枢軸国海軍への対応:

枢軸国海軍(特にドイツ潜水艦部隊やイタリア海軍)に対抗するため、

護衛艦や通商路防衛能力の強化が急務となりました。

• 航空戦力の重要性:

大西洋地域やインド洋における航空作戦を支えるため、航空母艦や艦載

機の増強が必須でした。

(3) 改⑤計画の発動

• ⑤計画の基本構想を基に、戦局の急激な変化に対応して建艦計画を改

変。護衛艦や航空母艦を含む中小艦艇の建造が拡大されました。

• 新工廠の稼働:

1943年の大神海軍工廠および室積海軍工廠の稼働により、大型艦艇の建

造能力が向上し、戦時需要に対応可能となりました。

2. 計画の内容

(1) 艦艇建造

艦種 計画内容 建造拠点

戦艦 播磨型(2隻) 超⼤和型

航空母艦 飛鳳型(2隻) 超⼤鳳型

海防航空母艦 室蘭型(20隻)

巡洋艦(装甲) 剣型(2隻) 超甲巡

巡洋艦(防空) 揖斐型(4隻) 防空巡洋艦

巡洋艦(小型) 綾瀬型(8隻) 巡⼩型

駆逐艦(乙型) 秋月型(32隻)

駆逐艦(丁型) 松型(100隻)

潜水艦(各種) 甲型(2隻)、乙型(8隻)、中型(6隻)、小型(6

隻)、海大型(5隻)、補給潜水艦(2隻)

海防艦(乙型) 鵜来型(120隻)

敷設艦 2隻

敷設網艦 1隻

砲艦 (大)1隻、(小)2隻

特務艦 8隻

(2) 航空戦力の整備

1. 艦載機の増産:

• 飛鳳型航空母艦や室蘭型海防航空母艦に搭載する艦載機を早期に整

備。

• 艦上戦闘機「陣風」、艦上攻撃機「流星」、艦上爆撃機「彗星」の増

強を推進。

2. 新航空隊の編成:

• 防空、対潜、偵察を主目的とする航空隊を昭和18年度(1943年)末ま

でに20個編成。

3. 陸上航空戦力:

• 対潜哨戒機や沿岸防空機を増産し、沿岸部や離島の航空防衛網を強

化。

3. 改⑤計画の成果と意義

(1) 戦局への貢献

• 松型駆逐艦や鵜来型海防艦、室蘭型海防航空母艦の大量建造が通商路

防衛を確立し、枢軸国による通商破壊作戦への対抗が可能になりまし

た。

• 播磨型、飛鳳型航空母艦を配備することで対米抑止力が向上しまし

た。

(2) 戦後への影響

• 播磨型戦艦や飛鳳型航空母艦を含む大型艦の建造は、日英同盟ブロッ

ク内での海軍力優位を確立する基盤となりました。

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