表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/861

マル追計画

## **マル追計画まるついけいかく**

### **1. 計画の背景**

#### **(1) 戦時消耗の深刻化**

- 1941年(昭和16年)11月、戦争が激化する中で、日本海軍は護衛艦艇

の不足が顕在化。

- 戦時消耗や増加する護衛任務への対応が急務とされ、既存計画(④計

画、マル臨計画、マル急計画)を超えた追加建造が必要となりました。

#### **(2) 計画の目的**

- **通商路防衛:** 太平洋や日本近海の通商路防衛を強化。

- **艦隊防空:** 艦隊防空能力の向上を図るため、駆逐艦や航空母艦を補

充。

- **訓練設備:** 艦隊の戦力維持を目的として標的艦を追加。

#### **(3) 計画の構成**

- ⑤計画の一部を繰り上げ、1943年(昭和18年)度末までに艦艇を完成

させる緊急計画。

- **臨時軍事費**を活用し、民間造船所を含めた全力体制で建造を進行。

---

### **2. 計画の内容**

#### **(1) 艦艇建造**

**駆逐艦(丁)** 松型(80隻)

**駆逐艦(乙)** 秋月型(12隻)

**海防航空母艦** 室蘭型(12隻)

**海防艦(乙)** 鵜来型(120隻)

**標的艦** 波勝(1隻)

#### **(2) 航空戦力の整備**

- **航空機の増産:** 艦載機および陸上機の生産を加速。

- **新航空隊の整備:** 新たな航空隊を編成し、昭和18年度末までに配備

完了を目指しました。

#### **(3) 計画期間**

- 昭和16年度(1941年)末着手、昭和18年度(1943年)末完成予定。

---

### **3. 計画の進行と成果**

#### **(1) 艦艇建造**

- **駆逐艦:**

- 松型駆逐艦80隻を大量生産し、護衛任務に投入。短期間で建造可能

な設計が特徴。

- 秋月型駆逐艦12隻は、防空能力を重視した設計で艦隊防空に寄与し

ました。

- **海防艦:**

- 鵜来型海防艦120隻が沿岸防衛や対潜哨戒で活躍し、通商路防衛の中

核となりました。

- **海防航空母艦:**

- 室蘭型海防航空母艦12隻が護衛任務や近海作戦で柔軟に運用されま

した。

- **標的艦:**

- 波勝は訓練用艦として完成し、艦隊の戦力維持に活用されました。

#### **(2) 航空戦力の充実**

- 航空機の増産により、航空母艦や陸上航空隊の戦力が強化されまし

た。

- 新航空隊の整備が進み、防空および対潜能力の向上に寄与しました。

#### **(3) 戦略的成果**

- 小型艦艇や航空戦力の整備により、日本近海や太平洋の防衛能力が向

上。

- 通商路の安全確保が実現し、戦局に即応する体制が整備されました。

---

### **4. 戦略的意義**

#### **(1) 護衛体制の充実**

- 松型駆逐艦や鵜来型海防艦、室蘭型海防航空母艦の大量建造により、

通商路防衛が大幅に強化されました。

#### **(2) 防空能力の向上**

- 秋月型駆逐艦が艦隊防空と護衛作戦の主力を担いました。

#### **(3) 航空戦力の即応体制**

- 新たな航空隊の整備が、防空や対潜哨戒の能力を向上させました。

#### **(4) 短期間での実現可能性**

- 短期間で建造可能な小型艦艇を中心に計画されたため、戦局への迅速

な対応が可能でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ