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今日のかーちゃん

今日、夜中の1時まで起きてた。


そう昨日の夜から今日にかけての夜…母ちゃんは怒っていた。


金曜日の公共機関が、もうしまって眠りについている時間に、私は、激動の荒波に心が動かされていた。


私は、市役所にお世話になっている身。


しかし、その役所に、宣戦布告を投げてしまったのは、日をまたぎ夜中の夜中。


私は悪魔的なその怒りと、正義感のある自分という意識の中で、戦っていたことを伝えた。


長々と書いた文章にとまることのない言葉たち。思いたち。


母として、息子を生後14日という、この大切な時期を思うと、私は、引き裂かれた感があるこの息子との距離に、怒りを隠せることができなかった。


「ヒグマの母、燕の母」


と例えを出すとわかりやすいだろうか?


そういった動物的な感情でいたことは間違いない。動物の本能は、人間の本能は、そう一緒。


子を守れるのであれば、戦う。


しかしながら、人間には考える力があるのだ。


その突発な本能より、理性、道徳、人としての道を与えられている。


私は、この日、本能と理性の狭間で、人間としていくうえで、戦い続けていた。


怒りとは、誰にも理解されずにいると、そうそうに火が消えず、過ちを犯してしまうことになるだろう思いだけれども、名いっぱい、私は、文章として伝えることで、相手を傷つけてしまったであろうが、しかし、そこで理解を得ることで、私は正気を取り戻した部分があった。


想いを吐き出せれた私は、少ない時間であったけれども、眠りにつけた。


感謝。戦ったことで。役所の人にこうも伝えた。



次の日の私は、役所の人にこう伝えられた。


「自分の思いばかりですみません。息子の病気が最優先なのに、母の気持ちはあーだこーだで、辛く。しかし、これから協力アドバイスを受けていかなくてはならい。私たちをよろしくお願いします。」


と伝えたところ。


結局は、理解ある人達に、なだめられている自分がいた。


私は、たった2.3分の会話の中で、気遣われ、安心させられ、元気をもらって、…


今日のその日を過ごしたのだった。


2日後の昼間にでも、顔を見せに行くことにして、会話をやめた。

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