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5.零と時間と付与魔法。

【種族3 魔人族】

人型魔物と人族のハーフです。ヴァンパイアとか。こちらも何々族と呼ばれることが多いです。体の一部に特徴と種族に合った特殊スキルを持っています。昔は迫害されていました。

天海神「カイティラクルの簒奪」。


それは初めての<チート技>。

水のような紋章が彫られている金色のコイン。この紋章はシロオンの水の紋章だ。

一回使ったら一週間のクールタイムがひつようだが、そのデメリットを超える能力を持つ。


相手から選択肢を奪うことができる。


例えば、じゃんけんで使った場合。

「グーを出す」という選択肢を奪えば、あとはチョキを出していれば勝てる。


例えば、抽選で使った場合。

「はずれが出る」選択肢を奪えば、必ず当たりが出る。



恐ろしいが面白そうな切り札を手にいれ、その日は大量に作ってしまったポーション類を売り宿をとって初めて町で寝た。



次の日。


「何しようかな……」


依頼ボードに貼ってある依頼にはいろいろなものがあるのだが、俺でも達成できる依頼はあまり無いようだったのでどれを受けようか考えていた時。


「レイさんにちょうどいい依頼がありますよ」


そういって出てきたのは何枚かの依頼書。

いわゆる雑用依頼といわれる依頼である。


「んじゃこれにするよ」


最初は……怪異の原因を突き止めろ、か。これは夜なのでパス。次は図書館の掃除、これにするか。


ここの図書館は西のほうにある一個だけ。さっさと行くか。



────数時間後。


「全部終わったぜ」

「早すぎですよ!?」

「付与魔法あれば簡単だった」

「な、なるほど……?」


帰ってきたカードは紺。一ランク上がったのか。


「おめでとうございます。ランクアップしました。これで討伐依頼も受けられます」


よし、この半年であげられるだけ上げておくか。あったら便利だろうし。



────そして、半年弱。


「王都でも頑張ってください。赤ランクだからって油断したらすぐ死にますからね」


順調に赤ランクになった次の日、王都に出発。テルフィアの外は初めてなので楽しみだ。


「ええっと、こっちか」


ちょくちょく確認しないと迷子になる。……あ、そうか。

俺はコンパスを取り出す。


「付与。『進路意之向方向』」


付与には文字数制限があってそれは材質によって変わる。このコンパスは七文字。

アーシア民は古代の<ルーン文字>を使っているが俺は漢字を使う。書きやすいし。

一応ルーン文字書けるし読めるけど。


「進路:ジデイル国王都」


よし、あってる。じゃこの方向に……


数十分後。


ついた……疲れた。


衛兵にステータスプレートを見せ、王都へ入る。

まだ日は高いので冒険者ギルドに入ってみる。


「あ、来た来た」

「よしこれもらうぜ」

「あー!俺のマカロンー!」

「賭けに勝ったから俺のだぜ」


……全員揃ってる。


シロオン史上最高に有名なギルド、<世界樹ユグドラシル>。その全員が揃った。

とてつもなく面倒臭そうなことが起きる気がする。


【種族4 樹人族】

精霊と人族のハーフです。エルフ、ダークエルフ、少し特殊ですがマーメイドも入ります。数が少ないです。こちらも体の一部に特徴、種族スキルを持っています。魔法が使える者が多いです。

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