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婚約者は気づくのが遅すぎた

連続投稿3話目です!

一番短いやつ…。




俺には大好きな婚約者がいる。

彼女との出会いは俺が7歳で彼女が6歳の時。

あぁ。天使なんているんだなって思ったのだ。

こんなに可愛い彼女が俺の婚約者。

なんて思っていたら、彼女は倒れてしまった。

それから数日後、目が覚めたと聞いて駆けつけたら、俺に向けて微笑んでくれた。

天にも登る気分だった。

彼女が大好きだった。

彼女の笑顔が好きだった。

俺が彼女を笑顔にしたいと思った。


歳を重ねると、いつからか、面と向かって彼女に好きだと、愛していると言わなくなっていた。

言わなくても分かってくれていると勝手に思い込んでいたし、恥ずかしかったから。

だから。

だから、俺が彼女を壊してしまったんだ。


学園に入ってから、庶民上がりの男爵令嬢の処理に追われて、彼女に会う機会が減った。

2日に1回は会っていたのに、一週間会わない日が続く事もざらだった。

彼女に会えないかと言われた時も男爵令嬢の対処に追われてて、忙しいからと断ってしまった。

思い返せばこの日からだった。

彼女が俺の視界にすら入らなくなったのは。

ずっと彼女も忙しいんだろうと思っていたんだ。


俺は王太子の側近候補でもあって、王太子から仕事を命じられた。

それが、最近男爵家が迎え入れた少女の監視だった。

彼女と同い年の少女。

彼女ならずっと見てられるのに……。

大好きな彼女に会えなくて、どうでもいい少女の監視。


早く終わらせて彼女と過ごしたかった。


彼女と最後に話して1年。

少女の監視を命じられて2年。

つまり学園を卒業する年。

俺は正式に王太子の側近になると同時に少女の監視の任務も終わった。

結果としては、少女は王族の末端の人間の血を継ぐ娘だったが、政治的利用はできないだろうと言う結果になった。


そして、久しぶりに彼女に会える日。

彼女を自分の家に迎え入れることができる日。

待ちに待った日。

俺は急いで彼女の家に向かった。


そして、この2年を、俺自身の行動を後悔する事になる。






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