82話 恐怖
今回はイア視点です。
私とラックとイーフィは攻撃を止められた上、能力を元に戻されたことに驚き、すぐにあの方達から少し離れ、あの方達へとイーフィと私は今までの怒りを解放してるためら怒り口調で問いかけた。
「おい! 私に何をした!!?」
「どうやって戻したのか聞かせてもらおう
か!? このクソ野郎共め」
ラックも何かを言おうとしていたが、私達のあまりのも言葉の勢いに、おされて黙ってしまった。
私達の言葉は聞こえたはずなのに、あの方達はただずっとフードを被ったまま黙ってずっと突っ立ったままだった。
私はそれに流石にまたイラつき、あの方達へと激怒した。
「聞こえてるはずだよなぁ!? もしわざと黙ってるんなら、ここでお前を殺す! 行くぞ! イーフィとラック!」
「えぇ。ヒロをマメ君を利用して殺した罪ぶつけてやるよ! この野郎が!!!」
「あぁ分かった。」
イーフィは怒りを口に出し、ラックは冷静に答えた。そして3人は力を吸われたわけではなかったため、すぐに本気の状態になった瞬間だった。
ついにあの方が口を開いたのである。
「フフッまたその程度の弱い力で意味もない攻撃を仕掛けるのかな? それもただ1人の男を殺された程度の怒りをのせた程度の力など、私には及ばんよ! まぁいくら言っても向かってくるだろうから、イウ遊び相手にはなるだろうから、相手をしてやれ」
「は〜い!! よろしくねぇ? お姉さん達!キャハハハ!!」
あの方の言葉に、あの方の背後で同じくフードを被ってた側近らしきイウという人が、あの方の前へと出て、フードを取ったのである。 フードの中には、青く透き通った長めの髪に、青い眼を光らせて笑みを浮かべながらいる女性が出てきたのである。
私はそのイウに警戒しながらも、そのイウの背後にいるあの方へと挑発をした。
「口を開いたと思ったら、人に任せてあなたは戦いはしないのかしら? それとも今は戦えないのかしら? もしそうなら滑稽ね ハハッ」
私の挑発にもあの方はビクともせず、イーフィもラックもイウへと集中してのか、喋ることはなかった。そして私は舌打ちをしながら、イウの方に集中をしたその時だった。
一瞬で周囲の景色が綺麗な青空から血のような赤い空へと変わって、なおかつまるで体に重りでもついたように、体が重く感じたのである。
私はその変わりように驚きながらも、話そうとイウへと口を開こうとした時だった。
なんと言葉が口から出なかったのである。そしてなおかつ恐怖でも感じてるのか、足が震えて手汗もかき、頭からも汗が垂れていた。
私は動かない体を頑張って動かしながら、ラックとイーフィを見ると、2人も同じ状態だった。
私達がそんな状態になっている時、イウは笑いながら話しかけてきた。
「キャハハハ お姉さん達今動けない状態じゃないかしら? それはね私の能力なんだよねぇ〜♪♪ キャハハハハハハハハ!!!」
(くそぉ〜動けねぇ〜 イア大丈夫か?)
イウの言葉を私は聞いてた時、ラックが念話を使い話しかけてきた。私はそれに念話でラックに返しつつも、イーフィにも念話で話しかけた。
(私も動けないわ! 言葉も出ないわよ···! 認めたくはないけれど、こればっかしは流石に体験したこともないし、相手を流石としか言わざおえないわ。) (イーフィ 大丈夫かしら?)
(そうだな···)
(イアさん。相手に怒りをぶつけようにも流石にこの状況は初めてすぎて私もどうしたらいいのか、困ってます···)
(そうよね。ラックも私も同じよ···。)
そして私達が念話で話していたその直後だった。イウがいきなり歩きだしたと思いきや、途中で3人にイウが分裂するとへと私達の元へと近づきたのである。そして私達の元へとつくと、斧を上へと掲げ、いきなり私達のことを真っ二つに切ったのである。私達はイウが斧を掲げたさいに、イウがまるで大男で斧も巨大に見えたため、あまりの恐怖に目をつぶってしまった。
だが痛みはなく、私達はゆっくり目を開けると空は青空に変わっていて、イウはフードを被っていた。そして体も動いたため、困惑もあったが、私達すぐに本気を出してイウへと攻撃しようと思ったが、体に魔力や力も十分に残ってるはずなのに本気は出ず、なおかついきなり体のあちこちに切り傷が滲むでるように現れだし、イーフィとラックはその場に倒れてしまったのである。私は言葉を呟きながら、その場に倒れたのである。
「ちくしょう·······」
そして倒れて意識を無くした私達を、イウはフードの中で笑いながら眺めていた。
「キャハハハハハハハハハハハハハ!!!」
そしてイウの背後で、私達を見ていたあの方は、イウに命令を出すと、エンジェラ達の所へと歩き出すのである。
「イウそやつらの命は取るな。そしてあそこの連中の所へとゆくぞ」
「は〜い!! お姉さん達またね〜!! キャハハハ」




