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英雄記  作者: ターコ
5章 絶望と書いて悲劇
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81話 あの方降臨

今回はアピス視点です。

私はパスティへと終え、少しパスティから離れてから深呼吸をしていると、パスティが突然問いかけてきた。


「そういやアピス。いいのか? 仲直りというかしなくてよシャケに」


「···そうね。しなきゃいけないのは分かってはいるわ。でもね果たして許して貰えるのかが、怖くて··」


私はそう少し俯きながら、パスティへと返した。するとパスティは突然笑い出した。私はそれに少し嫌な顔をすると、パスティが大事なことを話してくれた。


「あははははっアピスらしいな! まぁ大丈夫だアピス。シャケとはもうここまで一緒にいたんだ。謝って思ってることぶつけてみれば大丈夫だと思うぞ!」


「··そうかな?」


「うん!そうだ! ほら言ってこい!」


そう言いながら、パスティは私の背中を押してくれた。私はそれに勇気をでたため、パスティに一言告げると、シャケの所まで歩き出した。


「ありがとうパスティ! 行ってくる!」


「おう! 行ってこい!」


私が歩いてる後では、パスティは少しその場に留まり色々と考えて決心をつけてから、私達の所へ歩き出したようだが、私は前しか見ていなかったため、そのパスティの行動を見ることも無かった。

そして私がシャケの近くまで来ると、シャケやラックやイセスやレナやイアが私に気付いたようで、ラックは気を聞かしてくれてイセスとレナとイアを連れて、少し遠ざかった。シャケはその場で座り込んでいたが、私を見向きもしなず、私へと冷たい感じで話しかけてきた。


「お疲れ様です。俺に何か用ですか?」


「あのねシャケ。····ごめんなさい!!」


私がそう深々と頭を下げながら、謝るとシャケは少し微笑してから、立ち上がり今度はいつもの感じで話しかけてくれた。


「アピス様のことですから、パスティ様のと戦いに集中するべく、感情を抑えながら俺に返してくれたと俺は認識しました。まぁ俺もあの時は、冷静さにかけていましたしね。なので俺の方こそ申し訳ありませんでした。」


「シャケ···!」


私がそうシャケの名前を呟くと、いつの間にか私の背後に立っていたパスティが笑いながら、私の肩を叩きつつも、割って入ってきた。


「ハハハハハッだからいったろ? アピス! シャケも少し男らしくなったようだが、根は変わらんなあ。」


「パスティ様!? これは元に戻られたんですね。良かったです!」


「フフッ全くあなたはこの結果も把握してたんでしょ?パスティ」


パスティに対し私は微笑しながら、話しかけてシャケは頭を下げながら、返した。

するとパスティは笑いながら、また返してきたと思いきや、私の横の方面にある大きめな岩を見ると、そちらに隠れている名前を呼んだ。


「ハハっまぁ把握してたぜ! あとシャケ俺はそんなに尊敬されるほどの人間ではない。

まぁそれよりもそこに隠れているイアとレナとラックと確かイセスだっけか? 出てきたらどうだ?」


「感知能力だけは劣れていないようねパスティ!」


「相変わらずだなパスティ!」


「元に戻ったみたいねパスティ! 良かったわ!」


パスティに呼ばれてイセス以外は、パスティに声掛けしながら岩から出てきた。イセスはラック達の後を無言でついてきていた。

そしてパスティは私から少し離れてレナに近づくと、レナ対し操られていなかったこと、騙していた事を話すと、レナは頬を膨らまして、その場は笑いで満ちていた。

それを私は笑みを浮かべて見ていた時だった。

パスティが私に話しかけようとして、私の方を見た時だった。驚いた顔をしてすぐに警戒態勢をとったのである。それにつられレナ達も警戒態勢をとった。私はそのあまりのことに後ろへ目をやった。そしたら空に浮かんでいた雲に風穴が開き、そこからフードを被っている人物が2人いたのである。

私はそれを見るとすぐにパスティに声をかけた。


「もしかしてあれが?」


「あぁそうだ···。あいつがあの方だ。だがもう1人は知らない。」


「もう1人はもしかしたらあの方の1番信頼している人よ。パスティとアピス」


パスティの言葉に、すぐにレナがのせてきたため、私はそのレナに対し、問いかけた。


「そんな人がいたの?」


「私も操られていた時、あの方から少し話を聞いただけで、正体は分からないわ。」


「そう···」


そして私とレナが話していると、パスティが私へ話しかけてきた。


「アピス。俺はお前も知ってる通り、本気は出せない。だからこそアピスがここにいる全員に命令をしてくれ。頼む」


「そのつもりよパスティ ラミア! イーフィ達すぐに警戒態勢に入りなさい! ついに現れたわボスがね」


私がそう後方へと命令を出してた時、パスティは少し無言で微笑していた。

そして命令を出されたラミア達はすぐにアピスの方を向くとすぐにあの方達を見つけたらしく、すぐに武器をとり、イーフィ以外が私の近くへと転移してきた。

イーフィはヒロへと少し呟き、ヒロを岩にもたれ掛かるように座らせるとすぐに、転移してきた。

そしてラミアはすぐにパスティが見つけたらしく、パスティへと話しかけていた。


「お久しぶりです!パスティ様! 戻られたみたいで良かったです!」


「あぁラミアか。話はあとだ。今は集中しろ!」


「はい!」


そのラミアの言葉を聞いた私はすぐに、後方を振り向くと、命令をした。


「全員。ここまでの戦いはご苦労だった。だがまだあの方とその側近らしき人が残っている。だからまずイーフィとラックとイアはあの方に攻撃をしろ、殺せるようであればやっても構わん!」


「はい!」


すると3人は返事をし、全員の中から、私の後方へと転移すると、私の合図を待っていた。

それを確認した私はさらに全員へと命令を告げた。


「3人が対戦している時、敵2人の弱点又はパターンや有効打を全員は自分の目で見て、発見してほしい。そして見つけたものはあの2人を倒しにいっても構わん!」


「はい!」


「アピスらしい作戦だな! 了解した!」


私の命令にパスティ以外は元気よく返事をして、パスティは私に笑みを浮かべながら、返事をしてくれた。

そして私はそれに笑みで返しつつ、後方へともう1度振り向き、あの方達を見ると、すでに地面へとおりており、何も装備しなずそのまま突っ立っていた。

私はそれに怒りを滲ませながらも、3人へと告げた。


「よし3人とも多分ほかの人も同じ気持ちもいるだろう。それでも特にイーフィは気持ちが強いだろう。だからその気持ちを相手に力で証明してこい!」


「はい!」


すると3人とも姿が変わった。エンジェラ達はそれに驚いていた。それも仕方ないのかもしれない、この3人は特に本来は本気なんて出さないのだから。イーフィはイセスの炎鬼とは逆の鬼で、別名 氷鬼 全身が氷のように凍りつき、角も氷柱のような形に生え、手に握っていた剣にも氷がまとわりつく感じになった。イアとラックはイアは右目が、ラックは左目が、お互いにドス黒くなり、イアは右肩から、ラックは左肩から、黒く大きな翼が生えた状態になった。

そして姿が変わった3人は、すぐに地面を蹴り飛んだ。今までとは比べ物にならないほどの威力であったため、残った全員とも油断したら体が飛びそうではあった。

そして私はあの3人なら行けるとどこかで思っていたのだろう。次の瞬間言葉を失うことを目にした。

3人はすぐにあの方へとかなりの勢いで、武器を(かざ)すと突っ込んだ。そして周囲には衝撃の影響か、砂煙が高く舞い、見れない私達からは様子が見えない状態だった。でもあの攻撃であれば、たとえ私でももしかしたらやれるぐらいではあった。

そして砂煙が消え、私達からも様子が見えた時だった。元敵側であったパスティやレナやラミアさえ予想を超えたのだろう。


「え···」


3人ともそう呟いたまま、言葉を失っていたのだろう。私達も同じだった。

砂煙がなくなり、そこにあったのは元の姿に戻され、剣も片手だけで止められていた3人と、止めながら笑みを浮かべているあの方とその側近だったからである。

設定資料集5を追加しました。そしてなおかつほかの設定資料集も追記や変更しましたので、良ければそちらもお願いします。

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