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英雄記  作者: ターコ
1章 平和と予兆
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8話 実践 前編

そして全員が会場に到着し、ラミアの前でに、全員が私とマメを先頭に整列した。そして私とマメはみんながいるかどうかを確認し、マメがラミアに報告した。


「先生、全員到着したことを、俺とエンジェラが確認しました!」


「ありがとうね マメくんエンジェラちゃん

よし皆これから実践のルールを発表するわ」


ラミアがそれを発言した途端、各場所から心臓のバクバク音が、聞こえるほどの緊張感が溢れていた。それに少しニヤけたまま、ラミアは発言し始めた。


「実践のルールは以下の通りよ!

·ゴブリンと戦い、倒したらクリアとする

·制限時間は30分とし、この間に倒せなかった

ものは補習実践を行う。

·武器は自由だが、魔法等は禁止とする。

以上だが、何か質問はあるかな?」


ルールを話終えた瞬間、全員がさらなる緊張を包み込み数名以外は固まってしまった。そして私はその中から、ラミアへ問いかけた。


「先生質問があるのですが」


「エンジェラちゃん何かな?」


ラミアは私の方を向きながら、聞き返してきた。私はそれに対し、提案するように話しかけてた。


「先生、周りに被害を出さないため結界とかは

貼らないんですか?」


「そうねえ〜じゃあ言いだしっぺのエンジェラ

ちゃんに結界はお願いしようかしら」


ラミアは私の提案に、上を見て少し考える素振りを見せたが、笑顔になると私の方を向きつつ、答えてきた。私はそれに面倒くさそうに答えた。


「え?私がですか?まぁいいですが」


「お願いねえ〜他に質問がある人はいるか

な?」


ラミアは私の返事に、少しむすっとした顔で答えた。そして誰も質問が思いつかないほどの余裕のなさが溢れ出るのか、数名以外が予想できない場所から手が上がった。


「せんせぇーい質問あるぅ!」


「チノンちゃん何かな?」


チノンが質問をしようとした時周りがざわついた。無理もなかった。実際チノンは今まではテストとか実践などの本番には弱く、話すことすらできないほどに緊張に押し殺されて、補習を受け続けてきたのだから。

でも今回は違う、チノンには余裕があった。私はその時ある事を思っていた。


(訓練終わってからホントに変わったわね!チノン)


(へぇ〜あのチノンがねえ。)


マメもその時、何かを思っていたようだった。そして周りがざわつく中、チノンは少し嫌な顔になりつつ、答えた。


「実践の順番とかはどうするの?」


「それはこれからくじ引きしてから決めるわ!質問ありがとうねえ〜」


「はーい!!!」


そのチノンの余裕そうな様子のおかげか、覆いかぶさっていた緊張は少し解れた感じがした。ラミアもそんなチノンの顔に少しニヤけていた。そしてそんなラミアは周りを見渡しつつ、言葉を発言した。


「他にはないかしら?無さそうだからくじ引きするから、全員1列に並んで!」


そして全員は先生の前に1列に並び、くじ引きして、その結果私がいつも絡んでるメンバーは見事に全員がバラバラとなった。そして全員がくじ引きを引き終えたと同時に、ラミアは発表した。


「さて順番を発表するわよ! 一番目はチノン、2番目は·······そして20番目はマメ、21番目はシキ、····25番目はセレン、····30番目(ラスト)はエンジェラね」


順番が発表された時、その場にいた全員に、またさらなる緊張が襲った。 そして一番目のチノンに心配する声と、応援する声の両方が掛けられたが、チノンは何もその声には返さなず、深呼吸していた。そしてラミアは私と1番目のチノンを、手まねきして呼ぶと、指示を出した。


「さてそれじゃあ、エンジェラちゃんは結界を、私はゴブリンを出すからチノンちゃん準備をして?」


「はい!」


「フゥー よし!!あ、はい!」


「チノンちゃん大丈夫?」


チノンの遅い返しに、ラミアは心配した。それにチノンは笑顔になり返した。その時のチノンはもう真剣なモードみたいなのに、入っていたと思われる。


「大丈夫です!いつでもどうぞ!」


「分かったわ!エンジェラちゃんはどう?」


そして私は、ラミアとチノンが話してるあいだに、訓練の時よりは厚めの結界を貼り終えていたため、ラミアに向け歩いてた。その時に、ラミアから聞かれたので、私はラミアにむけて,手でokを出しながら答えた。


「こちらはもう終わりました!」


「それじゃあ始めましょう!」


そしてラミアの掛け声とともに、実践という本番がスタートするのであった。

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